Nam Can 国境 NGHE AN
Tet休みにNghe AnのNam Can国境を越えLaosのPhonsavanを通りLuang Prabangまで行き、Thanh HoaのNa Meo国境から戻る予定だったのだが、なんと国境通過できず。旧暦の1月1日にHa Noiまで飯も食わずひたすら走る羽目となった。去年と違い個人登録のオートバイは国境通過できなくなったようだ。
 



今年のTetは、とっても寒い。レインウェアーを着て出発。年末だけあり各村の商店街は大混雑



Hoa Binhに入るとやっと走りやすくなる。Tet前で田舎に帰る人でいっぱいなのかと思ったがそれほどでもない。Ho Chi Minh道路でHoa BinhからThanh Hoa





Thanh Hoa から Nghe Anに入る手前、Yen Cat, Nhu Xuanの Ha Binh 3という店で昼ご飯。味は普通なのだが値段が120,000vndと人を馬鹿にしているのかという金額、Ha Noiの3倍ですな。気分を害しました。
 




Nghe Anに入ってすぐSon Lienというところで右に入る。しばらく行くとThiの工場があり農場の中を走る。晴れていなかったのが残念だが周辺をぐるっと走ってみた。








小さな街をいくつか通り過ぎいよいよ今日のホテルに到着。ホテルに夕食の可能性を聞くと、どこの食堂も今夜は閉めているとのこと。ホテルも明日チェックアウトするときに呼び出してくれと、玄関の鍵を渡して帰ってしまった。夕食のHao Haoラーメンとビールを買いに街に出てみるとなるほど食堂はみな片付け中であった。
 



大晦日、今日はいよいよ国境通過だ。もしかしたら食べ物があるのかもと、ゆっくり街を走っていてBinh Myの店を発見、朝食決定。




郊外に出て緩やかな丘陵部の農村を進んでゆく。ずっと昔の日本の農村部のような景色。



小さな峠のアップダウンを繰り返しBinh Chuan辺り、Pu Hu 自然公園の奥へ進む




Mga My辺りまで来ると紅葉が見られた。Viet Namって中部から北部にかけての冬はとっても寒いので亜熱帯とはちょっと違う地域帯ですな



Yen Hoaで立ち止まり川を見ると水車が見えた。この先もっと見える場所があればと思っていたのだが、集落に入り綺麗に見えるところはなかったBamboo water Wheelsと いう観光スポットになっているらしい。



QL48Cをさら進みQL7Aへとつながる峠手前の一番奥の区間Yen Naへやってきたが、日本の山奥のような超秘境という感じでもなかった。



Yen Na のBan Beというところからいよいよ山越えに入るが、想像を上回る良い路面状況と道幅。なぜこんな山奥に?
 



QL7Aはよく整備された道、途中つり橋に立ち寄ったりしながら国境を目指す。ベトナムあるあるで国境ゲートも11:30~1:30まで休憩中とか、まさか国境ゲートに昼休みなどあるわけがないと思うが?このまま行くと12:00までには国境に着けそうな気もするので一機に国境まで行こうか、しかし国境を越えてから食堂はあるのか?悩ましいところだ。
 





11:30結局国境手前で昼食、開いている店を見つけたので立ち寄ってしまった。 
   



川沿いを走っていたので国境はThanh Hoa のNa Meoみたいに川沿いにあるのかを思っていたら一気に山を駆け上がりきりの中に突入。国境通過が不安なのに霧が余計に不安にさせる。 
   



国境ゲートに到着。誰もいないなあと思いつつ事務所に入っても人の子一人いない。まさかの昼休み?O-iと声をかけても誰も出てきません。
       




事務所のラオス側へ行くと警備員が居たので聴くと昼休みなので待てということだ。
誰もいない事務所で待つ。しかし机もカウンターも埃だらけ、この国境はTetに限らす通過者が少なさそうだ。
出国審査官が来て個人登録のバイクでの通過はできないということ、「え~~~~」となり、通関職員が来るのを待つ。結局バイクの一時輸出許可証は出せないということ。「ホテルも予約しているのに」と言いこれからどうしようかを待合の椅子で思案していると、出国審査官が「Lao側が良いというならバイクで行って良い」ということになり出国審査にパスポートを預けてLao側へバイクに乗って聴きにいくことになった。   国境間うろうろしてよいのか? ((´∀`))ケラケラ




Lao側に到着 職員らしき人に事情を説明すると少し待てということ。上司に相談するということで上司がいるはずの食堂みたいなところまで付いて行ったが留守、電話で聞いてくれた。会社が良いというなら入国しても良いみたいな話なのだが?会社の許可?????このまま行ってもよかったのだが、いくばくかの不安があり今回はあきらめることにする。写真の職員には非常に世話になった。そしてVietnam側に戻る。
何の許可証もパスポートも持たずに国境ゲートを通過し、パスポートを返してもらいに事務所へ。ベトナムの出国審査官にも親切にしてもらった。結局出国できなかったが、国境通過を交渉するなど人生で2度と経験することはない貴重な経験をした。
時刻は14:30 大晦日だ。空いているホテルを探しその町まで戻らなければいけない。目ぼしいホテルまで120Kmもあり焦る
   





休日に申し訳ないと思いつつ会社の事務員に事情を話しホテルの予約をお願いする。
ホテルまで一機にと走っていると橋の上に人だかり、面白そうだとUターンして戻ると河原で水牛の解体をしていた。
僕のバイクが珍しいのか地元民が集まってきて何やら言っている。どうもTetだからバイクのウインドスクリーンをプレゼントしてくれと言っているようだ。笑 
   




楽しかったが要らぬ寄り道をしてしまった。今日は大晦日だ、ガソリンスタンドも食料調達も心配しながらひたすらホテルへ。何とかガソリンも満タン、雑貨店で食堂は開いているかと聞くと全部しまっているといわれHao Haoラーメンとビールを手に入れホテルへ。



Muong Thanh Con Cuong ホテル 寝室と居間があるとっても広い部屋、宿泊料は9000円 風呂にも入れてほっとしたが、明日はどうする?まあHa Noiに戻るしかないのだが。
 




朝は、ホテルの従業員全員出てきて記念撮影 昨夜の宿泊客は僕一人だったはず。ベトナムのTet(旧正月)恐るべし、あれほどにぎやかだった街には誰もいない



無茶苦茶空いている道をひたすら快調に走る。



QL15 Ho Chi Minh道路もこの通りガラガラ。 Thai Hoa手前で農場が見えてきた。



景色が良さそうなので農場周辺を走ってみた



11時前にThanh Hoa省に突入 民宿は当然閉まっているがホテルもシャッターが下りていたり休んでいるようだ。




12時半そろそろHoa Binhだ、ここまで来ると昼飯はあきらめノンストップでHa Noiの自宅へ。14:40到着 355q6時間30分 空いていれば速いよね。

LaoのPhonsavanに行けなかったのは残念だが、Nghe Anの西部に行けたのは良かった。もうLaoへの国境越えをバイクでできないのは寂しいものだ。