Siem Reap Cambodia
子供のころからのあこがれアンコールワットに行く。ベトナムの連休は混雑が予想されるので国外脱出でカンボジアにと決めたのだが、この時期カンボジアでは雨季の最中で天気予報も連日雨。はたしてどうなる?
   



ハノイから2時間ほどSiem Reapの空港に近づくと案の定雨、大地を見渡すと水浸しだ。着陸してびっくり空港は趣のある美しい建物だ。




なんと国際空港なのに飛行機から建物へは徒歩、しかし建物に入るとそこは立派で行き届いた室内だった。夕方の5時過ぎ着だったのでホテルにチェックインし近くのDamnak Mahob Khmerという店でビール4で夕食13.5$。この店美味しい。 
   
Angkor Wat

朝焼けに浮かぶAngkor Watを見るつもりでホテルを5時に出発するも雨、しかし早朝にも関わらず結構な数の観光客がいた。




三段の回廊を持つ巨大な寺院 昆虫採集をしている西洋人により偶然に発見されたといわれているが、実際はこの敷地に人が住み寺院を手入れしていたようだ。発見はそのような地元民に案内されたのでは?ということも言われている。



ホテルに戻り朝食をとったのちAngkor Thomへ ここは城塞都市だ。人面が刻み込まれた石の門をくぐりAngkor Thomにはいる。入り口の幅は象に合わせたらしい。
 




Angkor Thom内のBayon Temple人面がついた棟がいっぱい。壁画のひげを生やした人たちは中国人、耳が大きなのはクメール人ということだ。壁画の人物列をよく見ると、進軍では後ろに行くほどだらだらと、学校では後ろの席では寝ていたりと風刺がきいていて笑える。





回廊の部分の屋根は木造で造られていたためすでにないが、彫刻された人面がとても興味深い。

Ankor watに比べて小ぶりであるが、彫刻などのを見るとこちらのBayon遺跡のほうが見どころがある。

Terrace of the Elephants

Ankor small circut の一部を見て回る

Ta Prohm Temple




ガイドが連れてきてくれたTa Prohm 遺跡 Ankor Tomから10分もかからないがその間にも多数の遺跡が残っている。Siem Reap にはどれほどの数の遺跡が眠っているのだろうか? 




樹木に支配されつつあるTa Prohm アニメーションの世界
 










遺跡が鷲掴みにされているようだ。このまま放置すると遺跡は破壊されるだろうが、樹木を伐採してしまうのも違うような気がする。



樹木に支配されつつあるTa Prohm遺跡 見れてよかった。


外国人に人気のPab street近く、昨日の店の向かいKhmer Tasteという店で食事 、青梗菜の炒め物、パイナップルチャーハン、焼きサバ、ビール4で11.5$でした。
       




今日はGrand circuitを回る。Victory Gateと呼ばれる東門からAnkor Tomに入る。苔むした趣のあるGateだが、ガイドが言うには雨のない乾季は緑がすべて茶色になるので今が一番美しいという。










 静謐というのか?日本の神社に参った時のような厳かさを感じるPheah Kham。時代が違うのかここのGeteには人面がない


















仏教の時代に建てられその後ヒンズー教になっているので、仏教の神様のレリーフは破壊されている。


時が止まっているような
 




















Pheah KhamのGateをでて湖の中にあるNeak Poanへ。ここは病院や薬草園の役目があったらしい。近年埋まっていた湖を掘り出し元の姿に戻したので湖の中に残された木々が立ち枯れしている。





Ta Som ここのGateは人面のレリーフ付き 破壊が進んでいて奥のGateには巨木が根を張り破壊寸前なので木の上部は伐採されている。
 

 



Siem Reapから30qほど郊外のBanteay Sreiへ。



この遺跡はレリーフが有名。他の遺跡とは使われている石が違うのでより繊細なレリーフができるのだとか。


高さは低いがそれぞれの塔の中は経堂となっていて、たくさんの経堂がある。
 







Ankorの他の遺跡とはレリーフが全く違って見えるし装飾も細かい。



高い石垣の上に経堂が乗るPre Rup temple 煉瓦でできているので外の遺跡とは趣が違う。
 


Siem Reapには、紹介されていないものも含めこのような遺跡が沢山ある。レンタルバイクで遺跡巡りすればさらに楽しいかもと思う。




夕食は初日と同じレストランDamnak Mahob Khmer Khmer Prahoc Ktissというココナッツカレーのようなものがすごくうまい。蒸しナスに鳥のミンチを炒めを乗せたものもとてもうまい、エビの塩焼き300g ビール4で21.5$  クメール料理はとても日本人に合うのかも。


Siem Peapから約3時間ポルポトの本拠地があった村を通りタイ国境に向かう。
麓で入場料を支払い、ここできつい勾配を考え安全のため4輪駆動のタクシーに乗り換える。






霧の中の山頂を目指して出発、広大なカンボジアの平原を見渡した先にはとんでもない急こう配の道だ。車を降りると国境地帯なのでだろうか兵士がいた。
 




タイとの国境のがけの上にあるPreah Vihear 2012年まででタイ・カンボジアの国境紛争の地域だったため立ち入ることができなかっらたしい。



参道?をいくつもの建物を通り抜け登ってゆく



何代にもわたり拡張されたらしい









一番奥の経堂はいまだに祭られここに来た人がお参りしている。

寺の奥は断崖絶壁 断崖絶壁側がカンボジアなので地政学的にはここはタイと考えてもおかしくない。歩いて登ってきた緩やかな丘陵が広がる参道側にタイ国境があるというのは何とも面白い。


まるでアニメの天空の城ラピュタだ。
 



参道の入り口まで下りて食事 焼きめしも口に合う




四駆のピックアップで麓まで下りる途中に見えるカンボジアの平原の大きさは素晴らしい。麓まで下りてくると霧がかかっていた山頂の霧も晴れていた。



Siem Reapに戻る途中Beng Mealeaへ。



崩壊が進む遺産も儚さがあり美しい。



人知を尽くしても自然には勝てないということはこれからの世界にも言えるのかもしれない。





















カンボジアの家 水害対策のため高床式の家が多いが、都会に近づくと盛り土をして平屋にする家もちらほら見え出す。




ガイドによるとカンボジアは盆のような地形でとても水が多いところらしい。
夕食は昨日と同じレストランで手長エビのグリル。






最終日Tonle Sapの水上村を見に行く。ボートからタクシーに乗り換える場所があったり、慣れているのか子供は舳先に乗ったり、水上に小学校があったり本当に船の上に住んでいるようだ。



当然のように水上にレストランがあり、コンビニみたいな商店もあり、ワニを飼っている観光客用のレストランもある。
 





水上修理 道のあるはずの場所も雨季の今は交通手段が船だけだ。


田畑が広がっているはずのこの場所も今は沖から移動してきた水上生活者の村になっている。水上生活者はカンボジア国籍のクメール人ではなく、なんとベトナム難民だという。水上に住むことを黙認され今は補助により水上小学校まで設置されているということだ。

ガイドのロンさん

空港の免税店

とってもきれい
ぼったくりのタクシーが横行するアジア特有の怪しさがいっぱいと想像していたのだが、とっても落ち着いたところだった。観光客向けの多少高い店というのもあるが、外国人だから高くとるというようなことはないようだし、外国人に群がるホームレスみたいなのもほぼ見ない、そこそこ民度が高い人たちなのかもしれない。 遺跡を見るためにもう一度来ることはないだろうが、もしもう一度来るならレンタルバイクで探検してみたい。