Lai Chau〜Xin Man〜Quan Ba
5月01日 Lai ChauからXin Manへ
Lai ChauからHa Giangに抜けるのはSa Paを通るのは仕方ないがその先はやはり未踏路に入りたいので、Sa Paの裏側を抜けてBac Haを通りXin Manに向かうことにする。中国国境に近いXin Manとはどのようなところなのだろうか。
   


Lai Chauの朝 この街の美しさは素晴らしい。
 


これと言って観光するところがあるわけでも無いが、三角のとがった山に雲がかかったり、流れたりするのがとても美しい町だ。この街で見るべきものは雲なのかもしれない。
 



Lai Chauまでツーリングに来る人も珍しいので地元民に交じって走っているとSa Paへの峠に入っていた。Than Uyenへの分かれ道に全く気が付かなかったのでびっくり。
 



こんなに形が良い山があるなんで前回は全く気が付かなかった。本当にこの道で合っているのか?と不安になる。
   



2019年と違ってSa Paに向かう車もバイクも多いなあと思っていたら巨大な建造物が見えた。エレベーターなのか?とんでもない開発と自然破壊をするものだ。国もよく許可を出すものだと関心するやらあきれるやら。
 

前回なんじゃこれと思った、立ち並んだテラスは撤去されていた。多分テラスに入るため路駐する車で大混雑して問題になったのだろうね。おかげで峠道を見ることが出来た。

2019年の状況
 




ところがO Quy Ho峠を過ぎた滝のところで大渋滞、渋滞しているのに路駐しようとするのでもう無茶苦茶。そしてSa Pa市内も以前に増し大渋滞のうえ広場ではスピーカーで大音響の音楽。だからSa Paには来たくなかったのよ。
市内を抜けて裏側の谷が見えるところでコーヒータイム。こちらでも開発が進んで農地が切り開かれ初めている。
 



Lao Caiに抜けると交通量が多いのでTL152で回避したが、この道もすっかり良くなっている。
   



川が直角に曲がったらSa Paの谷とも別れ、このあたりになると車も少なくなり秘境感が増してくる。
 



DT151との交差点手前で昼食。ここでもSa Paに行ってきたのか?どこへ行くと聞かれる。Lai ChauからきてXin Manに向かうというと親切にも前の道をまっすぐだと教えてくれた。
 



QL4Eを進みBac NgamからDT153に入る。埃っぽさもなくなりこの後山岳路かと思うと楽しくなる。
   



ところがそれほどの山岳路でもなくあっという間にBac Haも通過してしまった。なんだか期待外れ。
 



その後もどんどん山を登り洗い越しがあったりでアドベンチャー感が増してきて楽しい。
 

僕の好きな極端ながけっぷちの道があるわけでも無いが、のんびりした風景の中を走るのも楽しい。他に道の作りようがなかったのか?不思議なヘアピン、まっすぐ道にしてもよいのでは?
 



割となだらかな風景が続いていたのだが視界が広がると結構な高所を走っている。
   


川は見えないが Ma Pi Lengかと思うような壮大な景色
 



気が付くと道も細くなっているし、もしかしたらこの谷を降りたところがXin Manなのか?町は谷の湖を見下ろす高所にあるとばかり思っていた。谷底まで降りてゆく道がベトナムらしくてたのしい。
 




坂の町Xin Manに到着 ここまで来た日本人は少ないだろう。Gia Longホテル200,000VND 窓を開けたら倉庫だったのには驚いた、部屋が暗いわけだ。
   





今日は何かのお祭りのようでたった200m程度だが中心街は4輪の通行禁止 このあたりでは有名らしい馬の鍋を食べる。旨いのか不味いのかもわからなかったが次に食べることはないだろう。
5月02日 Xin ManからQuang Baへ
Xin ManからHoan Su Phiそし4輪モードでのGoogele Map通りの道を中国国境沿いをHa Giangの中国国境ゲート近くのBien Phongに抜けようと考えていたのだが、地図を写真に切り替えて拡大するとどうにも怪しい。Netでいろいろ調べると小型のバイクでも相当大変だということが判明し30qも遠回りだがHoan Su Phiから一旦国道に出てQuang Baを目指すことにした。
 



坂の町を出発し昨日見えた雄大な渓谷を越える。谷底から見ると雄大さが全く分からない。


凄い断崖絶壁の川沿いを走ると想像していたのだが、のどかな川沿いを走る道だ。
 




一時間ほど川沿いの道を走ると眼下にHoan Su Phiが見えてきた。もっとアドベンチャーを想像してたのだが肩透かしを食らった。
 


Hoan Su Phiの中心街でコーヒータイム
以前Hoan Su Phi Lodge(全く違う谷にある)に泊まろうとホテルまで15分のところで道を聞いたのが間違い、ついて来いと言った人も多分知らなかったのだろう、1時間以上離れたこの場所まで連れてこられ、暗くなってしまい、高い宿泊料のLodgeを棒に振り、安いホテルに飛び込んだ思い出がある。Hoan Su Phiって凄く広いのよね。



Hoan Su Phiから先は、交通量も多くバスやダンプも走るため良い思い出が無いのだが、今回は日曜日だからなのか交通量が少なく走りやすいぞ。と思っていると今度は工事中だ。以前間違えたロッジへの道の交差点を通過して国道を目指す。
 




棚田が美しく見晴らしがよいところには変な展望台ができ桜擬木が建てられ残念な場所になっていた。仕方が無いので少し開けた場所で写真を撮ろうとしたら水牛を連れた子供たちがやってきた。




しばらく行くと工事中で道路が一時閉鎖中、ベトナムではよくある光景だ。工事中の区間を走るが、ユンボの下を潜らなくて良いだけましかも。



異常なほど2輪を抜きたがる4輪だが、いくら自分たちが遅くても後ろに道を譲ろうとしないので癖が悪い。狭いくねくね道なのでスピードを出せない4輪やバスを追い抜いてQL2へ到着。ちょうど昼なのでここで昼食。





QL2はとても快適、Ha Giangを通り抜けQL4Cに入り山岳部に入ったところで2時、このまま進むもよいがQuang Baに着く前にBac Sum坂の手前で休憩。



本当にここを登るのかと毎回思うほどのBac Sum坂、展望台みたいなものもあるが本当はもう少し先に進んだほうが見晴らしがよい。
Covitの影響がなくなったのか久しぶりに見るヨーロッパのツアーとすれ違った。
 



峠を越えるとQuan Baの雄大な景色が見えてくる。今回の宿はあの湖の向こうあたりだ。
 



Quan Baのツインマウンテン(おっぱい山だろう)を眺め降ろしながら工事中の道を下る。Quan Baでまたもやツアーのバイク集団とすれ違う、今年はCovit 前のように観光客が戻ってきているようだ。
   



Quan Baのはずれから集落内の道に入り以前世話になったHome Stay Ly Ta Danhの前を通り更に奥、今日の宿Toong bungalowへ
 



土のブロックを重ねて作ったバンガローは、狭いがテラスもついており200,000VNDでは満足できる値段だ。
 


夕食は宿にお願いし豚の焼いたもの。田舎の豚は臭みが無くてとてもおいしい。
Bac HaからXin Manの区間は、景色の良いところもあり楽しめるが、Xin ManからHoan Su Phiの区間はつまらないしHoan Su Phiから先は更につまらない。近辺を探索しても他に素晴らしいところがあるとは思えないのでこの辺りはもう来なくてもよいだろう。