Phja Piot
Cao Bangにある世界で4番目ともいわれる(なぜなのかは知らない)Ban Giocのを見に行こうと計画。しかしそれだけではもったいないので何かないかと検索していたら出てきたのが Nui Thung Phja Piot"穴の開いた山Phja Piot”(ベトナム人でもどう発音するのかわからないらしい)。検索しても道がわからない、むろんツアーなどは存在しないがこれは見に行くしかなさそうだ、果たしてたどり着けるのだろうかと不安のまま冒険の始まり。
   



Ha Noiから、QL1A走れたり出されたり2輪にとってよくわからない高速道?を走ってランソンに入る。まったく日本語が通じない露店で休憩。そろそろ景色がおもしろくなりだす。



ドンダンは、中国との国境の町だ。中国国境と聞くと少し怖い気がするのだが、うっかり道を間違え国境に来てしまったようだ。ここは開き直って警察に”あっちはどこだ、僕はCao Bangに行きたい”というと向こうは中国だ、Cao Bangは、逆だと言われたので、通じるているかどうか全くわからないが”写真を撮ったらを引き返すわ”みたいなことを言って写真を撮ってきた。国境まで行くツアーもあるのかカートが走っていた。道が広いのもドンダンまで、ここからは道も狭くなり山道だ。


Cao Bangについて市場と町を散策。市場では衝撃的な食料に出くわす。犬は時々見ていたのだが、首をはねられ胴体をぶつ切りにされているのは初めて見た。野菜はとっても種類が多く色がきれいだ。



夜はホテルのフロントに”隣”と軽く言い放たれた食堂に来てみたが、なかなかおいしかった。ほかのヨーロピアンもホテルに言われて結構来ているようだった。ホーチミンさん没後50年のイベントがあるようで、なんとベトナムではじめてお目にかかるたこ焼きの屋台があった。よく見ると24時間営業なのか?
 






Cao Bangから田舎道を2時間、滝に近づくにつれ景色も楽しくなってきた。滝の寸前で道を間違え今気づくと知らぬ間に中国国境越えとなるところを引き返しBan Giocの滝に到着。なんかショボクね?

ショボさに驚きこれは見る視点が悪いのだと近くの寺へ、そして寺から山に登ること15分の展望台からの景色。

遠景

こっちは中国側の拠点
   



やはりこんなものだったかと滝のことはさっさと忘れ次の真の目的に向かう。



途中で昼飯を食うが、メニューを見ても分からない何が出てくるのかほぼ博打だ。昼食後道をPhja Piotに向かうほうに曲がりしばらく行くと雰囲気の良い景色に。そしていよいよ、ここからいけるかも?というほうに入る。



うん!いい感じだ、どこかで左へ曲がる。行けそうな一つ目はコンクリート舗装だが、通行止め。とその先に真新しい看板を発見。もしかしたらこの砂利道を行けば目的の出会えるのか?牛を追い越し、小さな峠を登るとそこにあった。一発で来れたのはまぐれか運か!

この季節、湖が干上がり草原に家畜が放たれている。
   




馬・水牛が放牧されているこの景色の中に、観光客は私たち以外に誰もいない。この静かな景色の中にずっと居たいのだが。残念なことにCao Bangに戻らなければ寝る場所もない。ホテルの近くでピザを食べる。ここで出会ったドイツ人は昨日訪れたようで、晴れていたよと悔しい情報をもらった。



Cao BangからHa Noiへ、Dong Dangまでが多少景色のましな道だが、10%を超える坂を大型トレーラーやトラックが過積載で走るため峠道は注意が必要。歩くようなゆっくりしたスピードで上り下り、そしてついにはシャフトが折れてしまって道の真ん中んに立往生しているのもしばしば見かける。



帰りも全く言葉が通じない露店で休憩し、物珍しさから寄ってくる酔っ払いに辟易したり、出てくる料理がこれまた博打になるレストランで食事をしながらなんとか戻ってきました。
Phja Piot ここは素晴らしかった。水位が上がり池になっているところも見てみたい。石灰岩でできた山が多いベトナムならではの景色だと思う。