Dong Van
六日目
Dong Van この地名は一生忘れないだろう。ホテルでDong Vanから来たインド人旅行者に聴いたところ狭い部分はあるものの全面舗装路で道は悪くないらしい。昨日の道がひどかっらので「本当にそうなの?」と思いつつDong vanに向かう。今日も何か所か見るところがあるなと思って出発したが、これほどの絶景を連続して見るとは思いもしなかった。今までのツーリングで一番衝撃を受けた183km。
   



町を抜けて川を渡る。いよいよ山岳地帯に入るのだ。と前を見るとバイクに熊を載せている?そんな馬鹿なと近づくと巨大な豚だった。




すぐに山岳地帯となりあっという間にこのような景色。

良い峠だが、大型トラックが10qにも満たないようなスピードで走っているので前に行かせないように要注意。



高度が上がると霧の中に突入先ほどもいたヨーロッパ系のツーリンググループが停まっているので立ち寄った。ここがQua Ba Heaven Gate だったのらしいが何も見えなかった。しかし少し進むと有名な山が見えた。。
   

漫画みたいな光景だ。



少し進むと今度は、ヨーロッパアルプスの広大な渓谷(行った事はない)のような景色に出会う。

出発して一時間半もたたないのに美しい景色の連続だ。





この渓谷を右のほうに進むと思っていたら左の山の中に入って行く。
   



なんかすごいところに突入するぞ、おもしろすぎる。



このまま渓谷の奥深くと思っていたら峠に差し掛かり高度を上げてゆく。しかしこんな道で大型のトレーラーが故障して立往生。それを抜こうとするトレーラーが道をふさぎ対抗するトラックも立往生、しばらくダメかと思ってバイクから降りて待っていると。道をふさいでいたトレーラーがガードレールをこすりながらバックして通してくれた。こんな道を20tクラスのトレーラーが来る?驚くべしベトナム。





マツタケの取れそうな美しい松林の峠を越えるとYen Minhの町が見えてきた。





ここで昼ごはん。横の川にアヒルがいたけどそのうち食べられてしまうのでしょう。走り始めると左の崖を登る道が見えてきた。凄いところに道だ、いったいどこに続いているのだろう。




結局そのすごい道を登っていくことになるが、登った先が強烈な景色だった。

不毛の地といってよいのか。
 



見たこともない強烈な景色が続く








どこに向かうのでしょうか、少し怖いような









登ってきたところろに民族衣装を着た少女たちがいました。驚くことにここHa Giangでは土産物を売りつけに来る人がいない。彼女たちも花をいっぱい持っていました、商品なのでしょうが、売るそぶりも見せません。観光客慣れしていないのでしょう。




変わった形の山の渓谷を進んでゆくと集落があった。

集落を見下ろして、ここは、”ムーミン谷”かと思った。


その後も景色は不思議さを増してゆく。



岩だらけの不毛の地の岩に隙間に無理やりとーもろこしを植え育てている。

この景色にはため息が出た。あの先はいったいどうなるのか。
   




不毛の地が延々と続く、景色としてはこの上なく凄い。なぜすごいのか考えた結果、土がない景色ってすごい。多分土がなければ人は生きてゆけない。









ここに住まなくてはいけない理由はあるのか?









山はすごいが土が見えてほっとする。



学校どころではないのでしょうね。がんばれと応援したくなる。
 



QL4Cをはなれ最北の村Lung Cuへ。いよいよ辺境地域だ。



Lung Cuのノースフラッグを引き返す。途中で中国国境をかすめる部分があるので立ち寄ろうと思っていたら、外国人と警察がやり取りしている。多分入境許可書の件だ!僕は取得しているのでよしと思って立ち止まると、警察が何か叫びだした。あ!ナンバープレートがないのを(多分)指さしている。ここは退却だ。という事でさっさと逃げ出した。何もない国境を跨ぎたかったので残念だ。

少ない耕作地に無理やり田んぼや畑を作っている。



向こうに見えるのが通ってきた道あの奥をずっと行くとに中国国境があるのだが、柵もないので見張りがいなければいくらでも出入りできそうだ。


平家の隠里よりすごいところに集落がありびっくり。
   





4時前にDong Vanの町に到着。あまり観光地化していない小さな町。




ヨーロッパ系の外国人がちらほらいたが、絶対的に観光客が少ないのか静かな町だった。

今日の一日素晴らしすぎる景色の連発。Mu Cang ChaiもSa Paも要らない。ここだけでよい、今度はDong vanを起点にゆっくり走り回りたい。近いうちに実現したいが、Ha Noiから400kmをどう攻略するか。