ベトナムで人気の観光地Sapaへ
北部ツーリングの第2弾は、Sapaにあるインドシナの最高峰Phan Xi Pang山と中国国境のまちLao Caiを訪れる。
三日目
Mu Cang Chaiを出発しO Quy Ho 峠 2035mを通ってSapaへ向かう171km。どれほど素晴らしい峠の景色が待ち受けているのか楽しみだ。そしてみんなが憧れみたいに言うsa Paとはどういったところなのか?
   



Do Gu Homestayの主人(奥様のほうがしっかりしている)と子供たち。宿を出ようとすると牛と水牛が歩いてきた。牛と水牛って仲が良いの?それよりバイクに乗っていて細い道で出くわしたらいやだなあ。




ナビに出ていた方に向かうとどんどん山の上に。棚田が広がる斜面を登っていきます。



ナビに曲がれと指示が出たがその方向がなんと泥のダート、このバイクでは行けそうもない。そのまままっすぐ突き進むも多分違うだろうと引き返すことになった。ベトナムのグーグルマップには自動車・電車・徒歩のほかにオートバイもあるのだが、多分このオートバイはベトナムによくあるカブ程度の小型のバイクを指しているようだ。
 





道を戻って川沿いに、すごく辺境にきたという感じを抱きながら宿を出て1時間ほどでLai Chau州に入る。ゲートがありここでナンバープレートがないことを何か言われるかとドキドキしながら通過
 




Ban Laから不思議な形の山の間を通ってThan Uyenのカフェで休憩。ごみの少ないきれいな街だ。




時々現れる不思議な形の山、そこだけ地質が違うのか?道にも慣れてきて、滑るかもという恐怖心も少なくなってきた。



Phan xi Pangの麓をぐるっと回ってゆく。オートバイの後ろに積まれたヤギ、上に葉がかけられているのは日射よけの配慮なのでしょうか?以前見た豚にも葉がかけられていました。暑くならないように優しさでしょうか?でも到着地で食べられてしまうのでしょうね。



急に景色が険しくなってきた。O Quy Ho峠に近づいたか。まさかあの山は越えないよね、左のほうに谷がありそちらに行くのだろう。この時点でそう思っていました。




山を越えてしまうのだ。驚きは頂点に。



峠には道を見下ろす展望台があちらこちらに。そして峠を越えるとすぐにSa Paでした。




Da Latによく似た雰囲気の町。フランス人が作った避暑地だからでしょうか?昼食をとってホテルへ向かうが、街中の道は悪いし大渋滞。坂道で路面が悪くて大渋滞なんて2輪にとって話にならない。ホテルに向かう途中ゲートがありそこで止められた。やばいナンバープレートがと思ったが、どうやらこの先工事中でどうのこうのと言っているようだが、今日泊まるホテルがそちらだと言い続けると通してくれた。
   



3時過ぎに 今日の宿泊地 Sapa Eco-Homeに到着。ベランダから見える棚田が素晴らしい。



街中に泊まるよりこちらに泊まるほうが落ち着くでしょう。
わざわざ昨日Mu Cang ChaiのMam Xoiに立ち寄らなくてもよかったのじゃないという棚田です。




明かりがとてもきれいなのですが、9時過ぎには眠たくなって就寝となりました。
四日目
今日は、インドシナ最高峰 3143mのPhan Xi Pangに登ることと、中国国境の町Lao Caiに行ってみる。走る距離はSa PaからLao Cai往復の81kmだけ。
 

 



未舗装のこんな道を通って大混雑のSa Pa市内を通りロープウエイ乗り場へ。



何がすごいって3143mの山にロープウェイで登れること。午前中を選択したのが悪かったのか大混雑していましたが。
 





雲がかかっていましたが時々下界を見ることができました。こんな急な階段転げ落ちたら大変でしょうが、こちらでは普通です。
しかし人が込み合いすぎて残念、登っておいていうのもなんだが、神聖さや3000mの凄さを全く感じない。富士山にロープウェイが架かったらどうなんでしょうね?




ロープウェイはすごい、ずっと向こうの山の頂まで一気に行きます。




昼飯を食ってLao Caiへ約1時間。ずいぶん都会です。
   



あのゲートの向こうの川を越えた三角のゲートが中国です。驚いたことに同じような共産圏のくせにヴェトナムから中国に入国するにはVisaが必要なそうです。Lao Cai駅を通って戻ります。電車でSa Paに行こうとするとこの駅からバスに乗ることになります。



Sa Paの街中は人が多いしバイク車がいっぱいです。まるで夏の軽井沢ですね、散策する気にはなりませんでした。



Sa Paの地盤は大理石です。広がる町の工事現場では地中が大理石なのがよくわかります。これだけ白いと他にもっと有用な使いようがあると思うのですが、砕いています。何かもったいないよ。



ホテルのご飯はよかった。宿泊客はほぼ外国人、特にヨーロッパ系が多かった。


Sa Paはもう来なくてもよいでしょう。バス駐車場には無数の観光バスが停まり、街中は大混雑。ゆっくりするつもりがちっとものんびりできない感じです。今回宿泊したエコロッジのように町から外れたところはよいのですが、どこに行くにも混雑した街中を通ると思うとうんざりです。