有峰
恒例になった春の有峰。11月初旬から6月初旬まで立ち入りできない有峰の大自然に行く。有峰に続く道も素晴らしいのだが、今年も熊やほかの動物に会えるのかなという楽しみも大きい。知る人ぞ知る、ここでしか味わえない大自然を楽しむ。
   



4月から東京に住むことになった、以前は中央道に近かったのが今回は関越道のほうが近い。よし今年は関越から上信越道経由で行くぞ出発、練馬から関越の藤岡JCT、上信越道の更埴JCT経由で松本へ、渋滞程度が少し緩いのかもしれない。



国道158号上高地への分かれ道の手前、見上げると安房峠トンネルの工事中に発生した火山性の水蒸気爆発による事故で計画変更となり取り残された橋脚が見える。犠牲者の冥福を祈りつつトンネルを超えると平湯だ。




時間も速いのでいつもの温泉に入る。少し熱いので水で薄めて入るがそれでもここの湯は濃い。いつもほぼ貸し切り状態の露天風呂はとてもお気に入りだ。
周りには移築された古民家があり食事もできるようだ。

   



平湯からR471で栃尾から神岡方面へ高原川に沿って走る。



豊橋からの友達との待ち合わせの喫茶店がなんと休み。川の綺麗な景色が見れるのに残念と思っていると、まだまだつきそうにないとのメール。弁当を買って出発することに。





弁当を食べるなら綺麗なところを探そうと、少し寄り道して双六ダムへ、綺麗な河原で昼食。

素晴らしい透明度



大山高山林道 素晴らしいコースです。30kmほど走るのにめったと対向車に合わないというローカルな道。



トンネルを抜けるといよいよ富山入り ゲートを過ぎ有峰湖の 景色が見えると今年も来たなあと懐かしようなうれしいような気になる。今年も熊に会えたらよいのに、いつも見る場所に期待して進む。


それはあまりにも早い出会いだった。まだ2車線の快適な道を走っていると視線の先に黒い・・・熊だ。たまたま手にカメラを持っていたので何とか撮影することができましたが、一枚目は道を撮った時に写った偶然の一枚。
   



興奮冷めやらぬまま”カモシカにも会えないかなあ”などと都合の良いことを考えながら有峰の深部へ。



有峰ダムの上部からは断崖を立山に向かう林道小見線が見える。明日の天気が期待できないので称名の滝へ、改良が残る小見線を下る。




常願寺川に沿って立山駅をさらに奥へ進むと、一般車通行止めの立山有料道路の入り口だ。観光バスの往復通行料金が50400円、一般車両の想定が12800円だったとか。値段的にも規制的にも自分で走ることのかなわない道を過ぎたら高さ500mの悪城の壁だ。ほぼこの断崖絶壁を登るのだから高額なのも仕方がないのかもしれない。
   

うわさは聞いていたのだが残念なことに落石で滝の真下に行くことはできない。称名の滝と書いてきたのだが、本当の目的は称名の滝の横にあるハンノキ滝、高さ500mだ。水量が多いと期待してきたのだが今日は上部が雲の中に入ってしまっている。すっきり見えたら東京タワーの1.5倍の高さから落ちてくる水流は迫力あるだろう。




ところどころに残る旧トンネル、赤線が沢の後ろ側を通るトンネルの経路、沢の手前に橋をかけても豪雪と落石で崩れてしまうからトンネルにしたのだろう。以前はこのようなトンネルをいくつも通って有峰に登っていた。トンネルで一番すさまじかったのはニンニクトンネル、今でも新ニンニクトンネルの横に手押し信号の交互通行でしか通行できなかった以前の狭隘な道路跡を見ることができる。



照明のない真っ黒なトンネルは奥行きが分らなくて怖い。
 



有峰ハウスを通り過ぎ真川ゲートまで一走りして有峰ハウスへ。



朝起きると予報通りの雨天。薬師岳も雲の中だ。今回そろった6人のバイク5台、宿舎の支配人には秋にもお願いしますといわれる。



一人は自転車で参加 有峰林道を登ってくるとは恐ろしい勇気だ。解散は自転車の彼を先に送り出す。





有峰ダムを渡り林道を岐阜方面へ走る。雨のため動物もどこかで雨宿りをしているのか霧のかかる有峰はとても静かだった。



東谷ゲートが見えてきた。その先の飛越トンネルを抜けると有峰の森ともお別れだ、秋にもう一度来たいと思う。



平湯・松本を経由して帰りも上信越道周りで帰路へ。中央道ほど混雑しなかったのでこれから長野方面へ行くにはこちらのコースが良いのかなと思う。
年に2回ほど訪れる有峰、昨年に引き続き今年も熊に会うことができた。熊なんて恐ろしいという人も多く、実際東北などでは熊との遭遇で事故は起こっているのだが、ここ有峰に関しては食料が豊富なためか長い年月人との事故は起きていない。熊の住処にお邪魔する有峰、これからも大自然であってほしいと思う。
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