東北 宮城・山形・秋田・青森
東京に引っ越ししたのなら春は残雪の残る東北を走りたい。東北に行くなら春の味とげくり蟹を食べたいということで。東北の良いところを通って八戸まで行くことにした。
   



首都高を抜けるのに2時間、岩間ですでに10時半、先が思いやられる。いわきからも前線開通した常磐道で仙台方面へ、すると線量計が出てきた。いくらならいけないのかわからないが、3.4というのは多そうだ。



浪江に近づいてくると、線量が一気に上がる。3.5μsv、悲しいことに田畑は耕作放棄され地震で傷んだ家もそのままになっていた。



原発から遠ざかると、田んぼに水があってるのが見れほっとした。立派な南相馬鹿島SAで休憩、練乳であんこを包んだ不思議なアイス、ここにしかないのだと深く思う。味はさておいても形が悪く食べにくい。もう少し食べやすさを考慮したほうが良いと思うが昔からこの形らしい。
 



山元で常磐道から離れ、大河原を通って遠刈田へ。仙台に住んだことがあり懐かしい景色もちらほら。
遠刈田の公園に到着、混雑具合にびっくり。キャンプの雑誌などで紹介されたのだろうか?

ここに来れば食べたいZAOBOO BARGER。少し高いのだが豚肉の甘さがとても癖になるバーガーだ。

南相馬のSAで買ってきた椎茸や、蔵王町役場近くのスーパーで買ってきた牡蠣を焼く。三陸といえばほや、100円以下で売っているのだ、流水で綺麗に刺身にしたほやには、吉野のポン酢。焼き牡蠣は塩で。
近くの神の湯 少し熱い遠刈田温泉 湯量たっぷりの温泉だ。



いつもガラガラだった公園。芝生の綺麗なサイトだが、こんなにも混むなら次回どうする?となってしまう。蔵王の麓でアクセスも良いしサイトもよい、無料というのもさらに良いのだが。
   
キャンプ場から蔵王エコーラインはすぐだ。この季節車が多いのは承知の上、新緑の中を蔵王に向かう。
震災の時は少しダメージを受けていた滝見台も復旧していた。向こうには三段の滝が見える。冬にはあの滝が凍結し氷瀑となるのだが、最近は氷が柔らかく登るのは危ないらしい。


高度を上げへピンごとに雪が増えてくる。こまくさ平まで上がれば春はまだまだという景色になる。
こまくさ平
展望台の真下は断崖絶壁。目の前には不動の滝


蔵王ハイライン近づくと雪の壁が表れ始める。何度も来ているので慣れてはいるが初めて見たときは感激した。
ハイラインに入る車で大渋滞を起こしていたので、ハイラインは諦めリフト乗り場の山形側へ向かうと冠雪した山々が見え出す。宮城にはない景色だ。

リフトに乗って山頂へ、気温が低いのでバイク用の上着を着たまま。


   


蔵王のお釜 雪が残って緑色は少しだった。

向こうに見えるは吾妻連峰か?春先の雪山は綺麗だ。


車の流れに乗って上山に向けて下っていく。



上山から東北中央道に乗り東根へ。目指すは谷地の肉そば"といや"だ。オープンの11時過ぎに到着、少し待たされるだけで入店。冷たい肉そばとかつ丼を注文。東北に来たならどうしても食べたいこの冷たい肉そば、肉そばだけでも量が多いのだが、たまにしか来れないとなるとカレー風味のソースかつ丼注文してしまう。これも気になる味なのだ。
店を出てきたらこの混雑具合だった。一寸亭とかいろはとかあるが、”いろは支店”では醤油が勝っていたので、そのほかは試さずに”といや”に来ている。
北上するには国道13号と国道347号があるが、ツーリングなら断然国道347号だ。最上川と並行して走る347のほうがほどほどにコーナーもあって楽しい。

尾花沢から県道28号で赤倉、そこから国道47号で鳴子へ。桜も満開だが、この季節の東北は、桜以外も競うように開花するので、華やかだ。





鳴子峡 以前秋の景色がJRのポスターになってた。ちょうど右のトンネルから列車が出てくるところだった。



鳴子峡レストハウスからは、渓谷の下に降りれて景色も良いが、迫力があり景色が良いのは大深沢橋からの眺め。レストハウスから歩いても行けるのでぜひ橋の上から眺めたほうが良い。



狭く曲がりくねった国道108号は、鳴子ダム付近をトンネルで改良し、走りやすくなっていた。キャンプできるかもと思っていた、荒雄湖畔の公園はテントでいっぱいで少し驚きだ。国道108号で快適に走る。
   



まるで高速道路のような国道108で栗駒を越え湯沢横手道路の横手インターを出るころにはすでに4時前、急いで買い物をして雁の里山本公園へ。





キャンプ場園内に、湯とぴあ雁の里温泉があり便利 フリーサイトはは510円、広いキャンプ場でオートサイトや、バンガローもある。ここも人気なのか相当な混みよう。昨日の遠刈田、通過した荒雄湖畔の公園も今まで見たことない混みようだということはキャンプに人気が出ているのだろうか?

   





出発してすぐに六郷の湧水群、案内が下手なのか今一よくわからない、前回いった湧水にはとドりつけなかったが、ほかの湧水にたどり着いた。おいしい水なのでペットボトルの水を入れ替える。群というだけにあちこちに湧水があるのだが、もう少し上手に案内すればよいのに?と思う。
 





県道11号から256号50号へ。連休中異様に混雑する角館を避けて国道46号へ。県道50号は田舎道だが古い屋敷の間を走ったり、素晴らしい桜に巡り合ったりできる。
   



国道46号から国道341号へ、八幡平に向かう前に田沢湖を1周することにする。カルデラなのか?と意見が分かれているらしい田沢湖は、玉川の酸性水を引入れたため、ほとんどの生物が死滅したようだ。

 青の世界 駒ヶ岳 横岳の山々

ブルーの田沢湖を1周

秋扇湖 再び国道346号に出て八幡平へ

玉川温泉あたりの急勾配から雪が増え冬の景色に


県道23号に入りさらに高度を上げる


天空を走るアスピーテラインから見る雪が残る山々。

まるで飛行機に乗っているみたいだ。



見返し峠を過ぎると岩手山が見え出す。景色の変わり目だ。



景色を見るならアスピーテ、走るなら樹海ライン 今回は日本3大山岳道路といわれるアスピーテラインだけをはしる。秋が良いといわれているが、5月から6月のアスピーテラインも絶景だと思う。
 




松尾八幡平の手前でそばを食べて、高速に乗り八戸へ。目的は八食センターで食材の仕入れだ。




下田百石ICで降り、おいらせ町の下田公園キャンプ場へ。600円、農村環境改善センターでの受付に非常に時間がかかるのが特徴。設営後下田温泉ゆーらくえんへ。たっぷりした湯量を源泉かけ流しのスーパー銭湯みたいな温泉。お湯は良いのだが、雰囲気が銭湯でした。




とげくり蟹4杯3000円、ソイの刺身500円、アイナメの刺身500円、巨大岩ガキ500円、道端のふきのとうをてんぷらに、こごみは茹でてマヨネーズで、椎茸はあぶってポン酢、豪勢だ。
   



とげくり蟹は以前300円程度だったが、1杯1000円と言われびっくり、結局750円に負けてくれたのだが、漁獲高が減っているようだ。内子ミソがいっぱいの蟹は濃厚でおいしいのだ。


静かで芝生のとっても広いキャンプ場、ごみを捨てれないのは仕方がないか。



遠軽から三陸海岸を目指し南下しようかと考えていたのだが、思ったより早く天気の変わりが早そうで、明日の混雑も考え栃木まで一気に走ることにした。



那須塩原で一般道へ。駅近くのスーパーで買い物し国道400号を引き返して塩原方面へ、上三依から国道121号で鬼怒川方に向かう。
   

見えてきたのは五十里湖。水面に沈む林が美しい。


川治の手前から県道23号に入る



上栗山のキャンプ場に設営したら四季の湯へ。かけ流しの優しい湯がたまりません。








刺身に蒸しほや、ウインナーで腹ごなしをしたら近くの開運の湯へ。茶色い熱い温泉だ。戻ってきたらお好み焼きでこのキャンプツーリングの締め。



何回も来ている開運の里上栗山オートキャンプ場 連休は少し混むが首都圏に近い割には良心的な値段だ。静かな林間のサイトが美しい。
 



ライダーに人気の霧降高原道路を走り日光に抜ける。
今回の走行距離約1800km、乗りやすいGSだけに疲れも少ないなあと感じた。息子にやったGSではこれが最後のツーリングとなるのかもしれない。
天候により三陸を走れなかったのが心残りだ。東北はやはり中央突破が一番面白いかも、日本海側は平野が広がるし、三陸には温泉が少ないし道がまっすぐだ。しかしもう一度来るならやはり震災後の三陸を走りたいものだ。
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