阿蘇
連休を利用して五島列島へ行く計画を立てた。その前哨として別府から博多までバイクを運ばなければならない。2輪での初めての九州上陸はJA07スーパーカブで別府から阿蘇で一泊し博多場までのツーリングだ。
   



6時に会社を終え南港まで一走りしたらすでに19時5分発の別府行フェリーへの乗船は始まっていた。雑魚寝は嫌なのでツーリストベッドを予約。内容のわりに高い目のビュッフェで夕食を取り朝起きたら別府だ。



ナビ通りに走っていると500号から別れ住宅街に入ったが、無事県道11号九州横断道路に入る。交通量はあるものの快適な道と思えるのはスピードが出ないスーパーカブだからかも



由布岳の横を通り湯布院へ 見栄えのする素晴らしい道だ。
 



湯布院の駅前に迷い込んだりしたが、ゆふいん道の駅でコンビニで買ってきた朝食。しばらく行くとやまなみハイウェーの入り口へ、車はやまなみハイウェイーに入る気配なし。想像ではにぎやかなはずの、誰も走っていないやまなみハイウェーへ。




九重連山手前の長者原、雄大な景色だ。寒いなあと思っていると山には雪が残っているではないか。震えながら牧ノ戸峠を越える。



峠を越えて阿蘇側に下ってびっくり、緑の草原(春なので緑だとは考えていなかったが)を走り抜けるイメージしかないやまなみハイウェーだが、春先の野焼きをやっていて真っ黒。これはいかがなものか?ひとまず大観峰に向かう。

やまなみハイウェーからミルクロードへどこまで行っても阿蘇の外輪山に登るという感じではないなあと思っていたらどうもずっと外輪山を走っていたようだ。
   



大観峰にきてわかったのは、カルデラが恐ろしく大きいということ。外輪山と言っているが実は高原にできた巨大な野壺の縁が外輪山だったこと。



見よ巨大な野壺を

壮大な景色にびっくり


外輪山を走りますといっても高原の端っこみたいな感じでしょう。
 

見たかったラピュタの道は熊本大地震で通行止めでした。廃道になるのでしょうね。





        走ってみたかったぁ



ミルクロードで外輪山の上を走り南阿蘇方面へ外輪山を降りる。



南阿蘇大橋に向かう道は通行止め。しんちゃん食堂という怪しげな食堂でべたべたな焼きそばを食べ、話を聞くと南阿蘇に行っても阿蘇山に上る道はだめかもということだった。諦めてカルデラ内を阿蘇駅方面に向かう。
   

坊中野営場 今日からオープンしたという誰もいないサイトに設営して駅前の坊中温泉夢の湯へ
駅前なのでスーパー銭湯を想像していたが、かけ流しの露天風呂の雰囲気がよかった。


 
食料はテントの中に入れていて大丈夫だったのだが炭やらを荒らされていた。食料以外を荒らすとはカラスの仕業とは思えないが
着火用の薪がなくなっているのか?持ってくるのを忘れたのか?


熊本なので馬刺しを食べて、豚しゃぶだ。しめはちゃんぽん麺を選択。
 




帰りに寄ろうかと思っていたが、地獄温泉も閉鎖されているらしいので阿蘇山と米塚は見ておくことにする。茶色く野焼きされた阿蘇は荒れ地を走っているようでなんとも残念だ。

南阿蘇方面は通行止め

火口に向かう道も閉鎖

ロープウェイも休業

草千里
 


こんなに閑散とした阿蘇も珍しいのかもしれない。



米塚も真っ黒 人もいないし景色は黒いしなんだか寂しかった。
 



道も傷んだところがおおかった。緑の季節は綺麗なんだろうなあと想像しながら下ってきました。



国道212号で外輪山を登る。昨日登った大観峰の横だ。



ミルクロードを横切り小国方面へ進もやはり外輪山という雰囲気ではなく高原。しかも野焼きが広がる草原だ。
   

マゼノミステリーロード よさそうな道だ

押戸石の丘へ、現地にきて駐車場が有料だというので帰ってきた。


野焼きの広がる高原、恐るべし阿蘇



小国からいったん387号に入る。しばらく行くと素敵な茅葺の屋根が見えた。グレーの画家と言われているらしい坂本善三の美術館だった。モノトーンの絵には興味をひかれた。



峰の巣湖の横を通り再び国道212号へ入り日田へ。日田から博多までは車も多くただ走るだけとなるが、日田から阿蘇まではツーリングコースだ。
緑が豊かな時にもう一度阿蘇の山並みハイウェイとミルクロードを走ってみたい。