北海道 2016 その3 朱鞠内湖〜旭川〜千歳
台風の影響を避けて朱鞠内湖から旭川あたりまで南下することにする。ここまで来てしまうと天気もよくないので旭山動物園にも行ってみるかと宿営地を旭川市21世紀の森に決定。
 

地図で見ると不思議な形をしたダム湖 幻の魚いとうがいるらしい。
   



 
人造湖と思えない自然に満ちた美しい湖。景色に惑わされのんびりテント、タープを乾かしながら撤収、木陰が有るので撤収も楽だ。出発前に話好きな女性のキャンパーから、せいわの温泉が良かったと聞く。昨日も稚内でせいわ温泉と聞いていたので立ち寄ることにする。





 
そば作付面積日本一、幌加内の広大なそば畑の中を走りせいわ温泉ルオントへ。道の駅に付属の温泉は中性の気持ちのよい湯だった、しかしあそこは良い温泉だというほどのものでないかも。
日本一のそばの町なので、付属のレストランの開店を待ちそばを食べるが、あっという間に満席、僕にはいまひとつそばの味がわからないのだがこの店人気なのか?

R275から道道72に入るところですばらしいそばの丘陵を見つけた。白銀の丘の看板があったが、そばが満開でなるほどとおもう。
   


幌加内から旭川間は、山間部なので景色には期待していなかったのだが、”そば”ならでは景色があった。米なら水を張る加減でどうしても平面の連続となるのだが、丘陵をそのまま畑に出来るそばならでは、白い花のそば畑のアンジュレーションがすばらしい。
 

こちらもそば畑を走り

江丹別峠へ、久しぶりの楽しい峠道

峠を越えると旭川
 



旭川市内をとっとと抜け旭岳へ向かう。忠別ダムの横を通り高度が上がると気温が下がり気持ちが良い。旭岳が見えてきたら目的の温泉湧駒荘だ。
 




湧駒荘の日帰り温泉 神々の湯へ 加熱・加水なしの掛け流しの湯。源泉がいくつもあり泉質もそれぞれ違うらしい。神々の湯には2つの源泉があったが、どちらもさっぱりした湯だった。


忠別湖から見る旭岳 旭川から美瑛、富良野方面は観光地で大自然というイメージが無かったのでこんな景色が見れるとは思わなかった。ここで苫小牧に向かうGoEasyさんと別れる。
道の駅ひがしかわよりみち館では、食料が無かったのですぐ近くののJAで食料調達し、21世紀の森へ。忠別湖の横と行ってよいぐらい山間、キャンプ場手前のログハウスで受付しキャンプサイトへ。芝の広いサイトで駐車場際はオートキャンプ状態だ。


このキャンプ場ゴミも捨てれてただというのはバイカーには助かる。
バイクで5分程度の森の湯は、掛け流しの温泉で無料。贅沢言うと浄化槽施設がなく排水を川に放流しているので石鹸、シャンプーは使えない。それでも加温、加水無しの温泉施設がただというのはありがたい。





おとといから食べたかった毛蟹、JAで1500円だった。北海道の冷凍もののかには大概、実が詰まっていて損をした気分にはならない。初日に手に入れた芋を焼いてカマンベールも焼く。
隣に設営した義足の若者に蟹を半分振る舞い宴会の開始。バイク事故で左足の膝から下を切断したらしい、痛々しかった。しかし彼は義足でバイクに乗ろうと奮闘しているようで応援したい気分になった。聞いたところ義足が80万円、シリコンで出来た足に履く靴下のようなものが9万円だとか、驚くほど高いのと、ランナーがつけている走るやつは120万だとかしかもレンタルがあるというから驚きだ。
義足の彼が、バイクに乗ろうとがんばっているのを聞いてなんか励まされたような気分になった。
 



翌朝心配していた通り雨で目が覚める。大雪の東側は雨だと聞いていたが西側は曇りのはずだった。しかし山沿いのここはもしかしたら??と思っていたらその通り。ぐずぐずしていたが意を決して撤収しキャンプ場から10分ほど行くとドライ路面なのには驚いた。本当に山沿いだけ雨だったようだ。
今日は走ることは諦めていたので旭山動物園へ。10時前に入園なので比較的空いていた。面白いのは水槽に入っていた虎、白熊でもあるまいし、暑いからなのか。

旭川空港あたり

富良野 観光地ならではの景色だ。



混雑している道を避けながら南富良野から占冠へ。道東道に入り晴れてきたのでキウスのパーキングでテントやタープを干して千歳のトランシスへ。
千歳で最後の食事、美味しいものを一杯食べてきたので軽くと思っていたのだが、早い時間から空いていたすし屋へ。牡蠣もシシャモも美味しかった。



やはり道央となると楽しく走り続ける道ではなくなってくる。道東の知床や道北の宗谷岬に向かうどきどき感はない。旭川から富良野間は混雑するし、もう走りたくは無いと思った。