北海道 2015 糠平から積丹へ
関西発の飛行機は東京に比べ便数が少なくそのため千歳に付く時間も10時とすこし遅い。今日は、明日のタウシュベツ川橋梁ツアーに備え糠平に向かうだけの工程だ。明日タウシュベツ橋梁を見たああとはいきなり積丹半島を目指す。
   



大阪から新千歳の便は、東京に比べて到着が遅いので走り出しは11時になってしまう。仙台のゴイジーさんと千歳近くのキウスPAで待ち合わせして占冠に向かうが何と由仁PAを過ぎた辺りから大渋滞。ここは高速を諦め夕張で国道へでる。



高速よりよっぽどましな速度で占冠へ、北海道でこんなにひどい渋滞を見たのは初めてだった。





大混雑の占冠の道の駅で、昼食(前回はありつけなかった)の後、道道136号でトマムを通り国道36号新得から鹿追へ
   



鹿追のスーパーで食料を調達し然別湖経由の道を選択。向かう方向には雨雲がありこのまま雨に突入かと雨の心配もしながら進む。毎度のことながら東ヌプカへの直線がすばらしい。


扇ヶ原展望台 曇天が恨めしいが、十勝平野が広がる景色にほっとする。



秘境の然別湖、この静かな景色が好きだ。冬には氷上温泉に入れるらしいのでチャンスがあればぜひきたいところだ。夏だけ営業される山田温泉は残念なことに締まっていた。このまま閉店となるのだろうか?
 



幌鹿峠を通って糠平へ。あれほど雲が低かったのに雨に降られることもなく到着。




設営ヶ終わるころ、東京からのS君が合羽を着て到着、旭川側は雨が降っていたらしい。準備が整ったのでお先に温泉に向かう。中村屋の露天風呂へ。ツーリングの後の温泉はほっとします。
夕食は北あかり氷室貯蔵の焼き芋・牡蠣・ホタテなど。





早朝のタウシュベツ川橋梁ツアーに参加。タウシュベツだけに絞った早朝ツアーは、時間が有効に使える。
昨年も水位が低くはじめてみる橋梁の全貌だったのだが、林道が通行止めでツアーが中止、夏の時期に全貌を見れることなどめったにないので残念な気持ちで一杯だったのだが、今年も水位が低く橋梁の真下を歩くことが出来て大満足だ。
2007年に訪れたときは、一般車も通行できたのだが、1日に訪れる車が500台にもなり脱輪事故が多発して通行止めになったらしい。そのときより橋梁の損傷が進み少しのゆれでアーチ部分が落下してしまうかも知れない状況だ。糸のようにぶら下がっているのは剥離してきた鉄筋だ、もって10年もしかすると来年にはアーチの一部がなくなっているかも知れない。


線路跡から見る糠平湖、伐採後が見れる。

実際に水のないタウシュベツ川橋梁を見ると、水があるほうが綺麗だなと思ってしまうのは贅沢?




今回は自作の焚き火台を持参。
ツアーから戻って撤収を開始。糠平野営場は350円リーズナブルなのだが、写真のようにサイトは砲台になっていて通路はいつも水が溜まったみたいにじめじめしている。連泊しても楽しめる場所なのでもう少し何とかなればと残念だ。
ゴイジーさんは、苫小牧港から仙台へ、サブは連泊して鹿の湯・ナイタイ高原へ、僕は三国峠から泊の盃野営場へ向かう。



糠平国道の直線を走りタウシュベツ展望台へ。遠望では、水の代わりの緑の中の橋梁は美しい。
 



展望台まで5分の間には旧国鉄の線路跡、その前の線路跡がタウシュベツ川橋梁のあるところだ。ダムの建設によって左岸から右岸に移設されたようだ。



すばらしい糠平国道を走り三国峠へ、この道は街灯も電線もないため樹海のなかをはしっていても空が広く感じてとても気持ちが良い。
ひたすら信号のない高規格道路を松見大橋に向かって走らせる。

これが見所の松見大橋



原生林の樹海の中を渡る松見大橋のすばらしい景色に、今年もたくさんの人が集まっていた。背が低い普通4輪からはこの景色を見ることが出来ないのか、もともと2輪車に人気のスポットだったのだが、最近は4輪にも人気が出たようで路注している車が増えてきた。2輪も4輪もないのだが、大型車も3桁の速度で走ってくるので路側の白線をはみ出して駐車する4輪は非常に危険だ。勝手な話だが上手に白線を越えないように停めている4輪も居るのだから見習って欲しいと思っている。今の状況で事故が発生したら駐停車禁止になること間違いなしだ。
三国峠をパスし層雲峡もパス、上川から高速に乗り小樽へ。途中、岩内のN君に現在地砂川SAとメール。
 



小樽の観光地周辺はいつものことながら大渋滞。朝里から国道393号・国道5号で岩内に抜けるつもりだったが、山頂に真っ黒な雨雲がかかっていたので余市へ、国道5号もだめな様子なので積丹半島を周る居ことにした。

西河トンネル

武威トンネル

来岸トンネル
積丹半島を周るとなったら楽しみなのは廃トンネル。1996年豊浜トンネルの落盤事故(この辺りでは1962年にも山津波で大事故が起きている)のあと積丹半島のトンネルが次々と新造されているので道としては面白くはないが閉塞された旧トンネルの入り口は見ものだ。

向こうに見えるのは神威岬。旧道に続くトンネルが見える。


大天狗トンネル すばらしい岩山
 

このあたり1996年まで不通だったところ。

西の河原トンネル 人は住めそうにもない場所
 

積丹半島の西側は1996年まで道路が開通していなかっただけに、激しい地形が続くすばらしい景色だ。
 

川白トンネル 旧トンネルが見える

地形をを確認したくなる川白トンネルの反対側
 

マッカトンネル

大森トンネル


 
2004年の台風で橋げたが落ちたり被害の多かった神恵内の集落を過ぎると古いトンネルの脇にすばらしい道が。

現地を見たくなるでしょう。
   

ゆっくり眺めて居たいし、旧道のトンネルも気になる。
時間が遅いのでトンネルを抜けて盃野営場へ



 
野営場へ着いてびっくり芋の子を洗うような大混雑、野営場に設営場所はない。仕方がないので他の人に習って駐車場の片隅に設営。



 
連絡が良くなかったので、急に呼び出したみたいになったN君は仕事を終えて7時に合流、7月以来の再会だ。お願いしていた積丹のうにと、明日食べる予定だったジンギスカンをもってきてくれた。
道東の糠平周辺はもう定番と言っても良いのかもしれない。北海道でもトップ3にランクインする糠平国道だけでなく、広大な景色が望めるところや温泉がある。そして積丹半島は、北海道の広大な景色をイメージしていては期待が外れるが、断崖が海まで迫るダイナミックな景色は一度は走りたいところだ。
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