高梁
ネットで断崖絶壁などの地形を検索していて目に飛び込んできたのが羽山渓のトンネルだ。ぜひ一度たずねてみたいと思ていた場所を今回のツーリングコースに選んだ。写真のインパクトで人気の場所かなと思ったのだがそれほどでもないらしい不思議な場所だ。
   

岡山道を賀陽高梁ICで降りる。

484号で高梁市へ

ループ橋をとおり一機に下って行く

市内で買い物をして313号へ

成羽まですぐだ



成羽から島木川沿いに入るといきなり狭い道に、そしてコケの残る道になり不安になる。2輪で苔むした道は気持ちのよいものではない。
 



日陰の道を暫くすると絶壁・片洞門・前方に怪しげなトンネルが見えて来た。素掘りのトンネルだ。
 

トンネル手前の島木川ははるか下だ。

いい雰囲気に感激

こんなトンネルが続くのか〜と楽しみにしていたらそこが目的の羽山渓だった。なんともすばらしい洞門、半分自然半分人工の洞門は、こちらから入ると想像が膨らみより楽しいのではないだろうか。

次のトンネルは素掘りであったのでしょうがモルタルの吹きつけでした。

その先に現れるのは片洞門。しかしこの先は通行止めでした。

地図に 映画「八つ墓村」のロケ地広兼邸に行くと、壮大な城を思い出させるような建物があった。江戸時代後期に小泉銅山とローハ(緑礬・硫酸鉄=ベンガラの原料)製造を営み巨大な財を成した大野呂の庄屋広兼家2代目の元治が建てた巨大な邸宅。、これを造らせた広兼氏はどれほどの資産を築いていたのか?現代でもこれほどの建物を造るのはいったいいくらかかるのか創造が膨らむ一方だ。

入り口はまるで城への通路のようだ。


母屋・土蔵3棟・桜門・長屋・離れ

門番部屋・番頭部屋・女中部屋など
   

石垣は守るためではなく財力を象徴するためか?

半分は土で埋まっているが下の駐車場まで続く石垣

吹屋ふるさと村

赤銅色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一された、見事な町並み



江戸末期から明治にかけ、吹屋の長者達が後世に残した文化遺産。吹屋の特異な点は、豪商が財にあかせて建てた豪邸ではなく、旦那衆が相談の上で石州(今の島根県)から宮大工の棟梁たちを招いて、町全体が統一されたコンセプトの下に建てたということだ。江戸・明治に都市計画景観条例見たいなものを造ったということだ。

旧吹屋小学校

予定していたふれあいの森キャンプ場は閉鎖。
閉鎖しているキャンプ場でもかまわないのだが、水がないのが致命傷だ。高梁自然公園に行こうかと考えていると、近くでは弥高山キャンプ場があると教えていただいたが悪気はないのだがそんな親切ならこのキャンプ場に泊めてくれといいたい。弥高山まで23km約40分この時点で4時だから急がなくては暗くなってしまう。夕方のキャンプ場探しほど憂鬱なものはない、場所は決まった気を取り直して急ぐ。
   




本当にこの道?と言うような狭い険しい道を登って行く、おかしすぎる道だがナビが案内しているのでそのまま進む、対向車など来たら最悪の道だ。通りかかった畑の中に人は何故こんなところを走ってるの?と言う表情で見ていた。
まともな道に出て酒屋でビールを買おうとすると、お婆さまが「賞味期限大丈夫かな」ってどれだけ売れないのだろう。キャンプ場につくころには薄暗くあわてて設営、今日のご飯は豚シャブに締めはラーメンだ。



キャンプ場の受付で雲海が綺麗と聞いたので、期待はしないで山頂まで散歩。山頂には人がいっぱい結構な雲海でした。ついでだから陽が登るのをまっていることにした。

登り始めると太陽の色が変わっていく

オレンジから白へ

最後は登った甲斐がありました。昨日のキャンプ場が閉鎖だったことが幸いしてこのような景色を見ることが出来た。

何箇所もキャンプサイトがある弥高山キャンプ場

一張り1000円+一人400円は高いでしょう。
   



磐窟渓に行こうとして道に迷って到着したのが閉鎖された磐窟洞、閉鎖されていました。工事中で入れないと勘違いした道に戻り磐窟渓に向かうが、またもや苔の生えたひどい道に。もしかして廃道?なら工事してるわけがないと思い先に進む。



石灰岩の渓谷に出ました。これが磐窟渓か?なかなかの絶壁感のある渓谷。
   

ここにも石垣 高梁周辺ではありこちで見る。

いい感じの田舎道

成羽川
羽山渓の写真を見ることがなければたぶん来る事がなかった高梁。ベンガラの町や、八つ墓村のロケ地、雲海、他にも山上の城も有名で隠れた観光地でしたが、ツーリングとしてはトラクションをかけてコーナーを曲がるようなことがなかったのが不満でした。
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