奥飛騨から福井・岐阜の県境 酷道157号
有峰まで走って奥飛騨に泊るというツーリングに参加。待ち合わせが奥飛騨なので、行きは白川郷から天生峠を通って待ちあわせ場所へ、帰りは九頭竜の左岸から酷道157号で温見峠を越える。選んだのはよかったがきつい道の連続だった。
 











名神・東海北陸道と乗り継ぎ白川インターへ。トンネルの多い東海北陸道、ひるがの高原辺りから紅葉が綺麗になり、トンネル上部の変化が楽しい。
   



白川郷の展望台は賑わっていた。大きな建物だと想像していた合掌造りの建物は思ったより小さく屋根裏部屋のある普通の建物と変わらない高さであることには驚いた。

いよいよ紅葉真っ盛りの天生峠に向かう。よく通行止めになるそうだなのだが、路面もよく走りやすい。


白川郷からは一機に高度を上げて行く。

強烈に狭い部分もあり、車の離合は不可能だ。


峠付近手前から勾配はなだらかになる。
   












目を見張る紅葉に遇えた。



なだらかな峠の鞍部を過ぎるとヘアピンで高度を下げて行く。きついヘアピンだ、対向車にここで遭遇したら立ゴケの可能性大、そのため対向車のいないのを見計らってヘアピンに突入。






集落に降りたら快適な道となる。360号から471に入り41号と471号の重複区間で神岡へ、神岡からまた471号で双六渓谷の入り口へ。
   



東京から一人豊橋から三人と双六渓谷入り口のウィンディーで待ち合わせしいよいよ有峰に向かう。待ち合わせしたもののここからは各自のペースで東谷ゲート真で走る。
先週も来た道だが紅葉の進み具合が違ってまた楽しい。


1週間で全く違った色に染まる山々。(mouse over)


飛越トンネルを抜けると有峰湖が見えてくる。すぐそこの有峰林道入り口、東谷ゲートで折り返しだ。



黄金色に染まる山。関西で見る紅葉とは全く違う透明度。




新車のVFRはカワサキ10R+VFR800からの乗り換え、1200じゃなく800というところがマニアック。扱いやすさで行くと800かな。

アプリリアのトゥオーノ黄色のメタリックが非常に綺麗

CB1300はやはり王者の風格
まあ結局自分のが一番いいのですが(笑)




 


牧場を抜け

百間滝のヘアピンを過ぎるとそろそろ終点
 

471号に出て平湯方面へ

空気が澄んでいて焼岳も近く見える。

昨日はほおの木スキー場のホテルに宿泊。

豊橋・東京メンバーと高山まで同行し別れる。
高山で別れ今日の目的は、何年も前に地図に書いてあるのを見つけた九頭竜湖の右岸を遡った先の断崖絶壁の記載だ。その後はR157を通って徳山ダムに向かう。そして昨日の夜聞いてしまったのは、R157に在るという落ちたら死ぬの看板。絶対見たい!!



白鳥インターを抜けガソリン補給に一旦市街へ。それにしても訳のわからない事になっている油坂峠への道。市街からループを登って本線に合流天空へ走るような道だ。
   



九頭竜湖が見えると国道から別れ右岸へ、この道を延々と走るのはきつそうだ。
 





それほどコーナーがきついわけではないがいつまでも続く九頭竜湖
 





対向車も来ないしいよいよ寂しくなってきた。R352奥只見を髣髴させる。

やっとのことで九頭竜湖と別れ山中に入る。しかし以前道は狭いもののコーナーもゆるく走りやすい。

こんなところまで人の手が入っていたのだと廃村跡を突き進むとやっと峠のようなところにやってきた。


伊勢峠付近 鮮やかな黄色の紅葉だった。



峠を越えるといよいよ山深くなってきた。しかしこんなところに断崖絶壁があるのだろうか?
   



もしかしたらこれが断崖絶壁かもしれないが、樹木があり見下ろせないので想像とは違う。



断崖絶壁はガードレールの無い笹生川貯水地沿いの道のことかもしれないが、最後までわからず終いだった。

笹生川ダム


ダムまでは、ガードレールも無い道だったがダムからは走りやすい道となる。
 



R157に交わるところの麻那姫湖少年旅行村へ、山岳地帯からいきなり広い場所に出てきたものだから面食らった。ここでキャンプして星空を見てみたいものだ。



右折して温見峠に向かうのだが、大型車通行不能と書いている割には立派な道だ。

雲川ダム

新しいトンネルが掘られ道は改良されている。

トンネルを抜けると旧道に



やれた国道標識、石仏?のある小さな峠を過ぎると開けた土地にでた。廃村の西谷村の温見集落だろう。
   



もしかしたら先に見える山の間が温見峠?結構あるなあって言うのが感想だ。
   



ガードレールも無い林道のような国道。以前の有峰林道のようだ。
   
峠近くになると道もぐっと険しくなり横切る谷を渡ったとたん急勾配になる。
谷の向こうに峠へ続くヘアピンが見えて来た。国道にしては酷道だが今まで走ってきた中で驚くほど大変というわけでもない。(このときはまだこの道を侮っていた。)

   


峠より振り返る。物好きが時々この道を走るようだ。
     
峠の鞍部
峠を過ぎ福井から岐阜に入る。
岐阜側も山深くヘアピンの連続だが見通しがよくないので雰囲気がつかみづらい。
現れる洗い越しが唯一雰囲気を出している。








   
何箇所かの洗い越しを越えると根尾大河原付近で通行止めの表示が。しかし通れないのならバリケードをしているはず。既に1時休憩もせず走り続けているので、休憩がてら対向車が来ないか待っていると125ccのバイクが2台やって来た。通行できるのか聞くと、石垣で作った20cmほどの水路がありそこを二人でバイクを持ち上げて通過したらしい。重いバイクなら不可能ということだ。あきらめ表示どおり猫峠林道に入る、残念なことに”落ちたら死ぬ”の看板は見れない。



   
並走する猫峠林道、157も同じようなものでしょう。 落ちたら死ぬでしょうがこの程度ならどこにでもある。たいしたことは無いのだと思った。



   
林道を降りて行くとR157に抜けれそうな道を発見、昼飯を我慢して行って見るとR157が見えてきた。あとは通行止め区間を過ぎているかだ。


   
廃村を過ぎると国道に交わった。通行止めの区間をパスしたようだラッキー。

根尾黒津の取水口?を越えるとやばそうな道が見えてきた。ガードレールが無い、というかガードレールをつける場所がないのだ。ガードレールをつけると道幅が取れそうも無くて仕方なく反射鏡で路側を表示しているようだ。
この先が”落ちたら死ぬ”区間なのか?


ガードレール有るじゃないのと思っていたら

舗装の端=崖みたいな、路側が無い
   





   
本当に酷道でした。左コーナーの深部で時々谷底が見えるは本当に恐怖。木が生い茂っていて判りにくいのだが、気が付けば川との高度さは大変なものに。写真を撮ろうにも左に停まって立ちゴケでもしたら一貫の終わりですから停まる気にもなれないし、路側=崖ですから。辛うじて停まれたのが落石ガードのある部分だった。



   
反射板にトラローブを渡してあるのは、危険表示なのでしょう。ぶら下がったら反射板が折れるかトラロープが切れるかで何の落下対策にもならないのは明らかです。根尾能郷まで来た所に問題の表示がありました。本当にそのとおりです。
R157酷道の肝は、根尾黒津から根尾能郷の区間ですね。今まで走った中で一番怖い道に間違いありません。

次は徳山ダムを目指してこの山間の峠に入る。

こっちは通過してきた温見峠方面。
   



   
通行止めを危惧していた馬坂峠もすんなり通過エメラルドグリーンの徳山湖が見えて来た。


   
日本最大規模の貯水量の徳山湖

巨大ロックフィルの徳山ダム

せめて高速までは気持ちよく走りたいのでR303で木ノ本に向かう。
久しぶりにハードな峠の連続だった。天生峠・伊勢峠・温見峠・馬坂峠とも狭い厳しい峠だが、今回はR157の根尾黒津、根尾能郷 間にやられてしまったという感じだ。怖いもの見たさでまた行ってしまうのかもしれないが、できれば山側を走る北向きに行きたいものだ。
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