有峰
有峰も冬季通行止めが解除されたので、年に2回ほど行っているツーリング会を有峰で行うことにする。関東と関西から集まるので中間地点としては良い場所なのだが距離的にはすこし遠いのだがやはり行っておきたい有峰の森。あくる日は日本一の落差を誇る称名の滝へ。
   



朝早くに売り切れる五平餅が食べたくて5時20分に出発、八日市6時20分、一宮7時20分、郡上八幡8時、このペースだと五平餅にありつけそうだ。



天気予報だと日本海側に雨を残すといっていたが、山間部も怪しいなと思っていたら明宝あたりで雨が降り出す。
道の駅パスカル清見の看板が出てきたが、五平餅が心配なので先を急ぐ。
五平餅屋に到着。営業中の看板も上がっていないしもしかして休み?
うろうろしていると中に人が居るので聴くと9時からだそうだ。
以前来たときには9時過ぎに売り切れていたような気がするが?9時開店だったとは。

開店と同時に入れてもらいエゴマの五平餅を2つ注文する。次から次へと来客し狭い店内はすぐに満員になった。
食べ終わる前には、既に囲炉裏に刺さっているだけで終了のようだ。多分1時間程度で50本売り切るだろう何と効率のいい商売だろう。
 



五平餅を食べている間に強くなった雨脚も、走り出すと同時に弱くなりせせらぎ街道を気持ちよく走ることが出来た。しかし、国道に出る寸前の清見の直線で、ミラーを見るとパトライトが光っている、覆面だ。スピードを落とし回避できたが、先ほど追い越しをかけたころに追いかけてきたのだろう。きつい免停でスピードを出さないように心がけていただけに助かったのかもしれない。



早い時間に高山に着いたので、温泉に入ることにする。平湯も考えたが、ここから近いのは塩沢温泉だ。361号に入り野麦峠の麓に向かう。
   


最初来たときはツーリングマップルを見ても判らなく、うろうろ探して偶然見つけた看板のおかげでたどり着いたのだ。渓流の横にある薄茶色の温泉を見たときには感激したものだ。



残念ながら今回は貸切とは行かず女性二人、男性一人の先客が三人いた。遠慮していたがこのまま帰るのももったいないので声をかけて入ることに。ぬるい湯はなんともゆったりした気分になれる。

こんなロケーションの温泉もなかなか無いでしょう。地元の老人会が管理しているようです。
     


温泉に入っている間に昼になったので道の駅飛騨たかね工房へ、露天の牛筋丼がなかなか旨いのだ。
露天はやっていたが、道の駅の中の食堂は閉店したようだ。それもそのはずこんなにローカルな国道361号なのにわずか10kmとすぐ近くに飛騨朝日村とい道の駅があるのだ。なぜこんなにも近くに道の駅を作ったのか国交省はやることがわからん。

361号ローカルでしょう

残雪の北アルプスが見え隠れする

高山からしばらくは41号で

上宝へ向かうため県道76号で大坂峠へ

急な峠のため改良が進んでいる

大坂峠からは快走路


高山の国府から大坂峠はヘアピンの多い急な坂道だが、峠からは農村部を走る広く対向車も少ない道なので高山から有峰の入り口、双六渓谷に抜けるにはこれしかないだろう。
上宝に近づくと残雪が残る北アルプスが見えだし、大ヘアピンをくだり国道に出るといよいよ有峰の入り口、高山大山林道だ。



新穂高から流れてくる高原川と透明度の高い美しい双六川の合流地点。ここからがいよいよ有峰への道、高山大山林道だ。




双六渓谷から入る高山大山林道。大規模規格林道の一種かなと思う素晴らしい道だ。双六渓谷のゆったりした大カーブを抜けるとコーナーが楽しめる山間部に入り矢吹峠まで駆け上がる。その後牧場の中を駆け抜け”山の上”集落へ、
 



集落の最後の大屋敷からは中速カーブの連続、気持ちよく駆け上がると富山の有峰に入る飛越トンネルが見えてきた。手前で休憩深い岐阜の山々を見通す。



トンネルを抜けると有峰湖が見えてくる。有峰林道に入ると全体を見渡す景色はダムに着くまで見れないのでここで向こうの端まで行くのだなと全景を見ておくのがいつもの慣わしだ。しばらくは2車線の快適な道だが、あっという間に1.5車線の林道になる。しかしゆっくり森を楽しむのにはこれぐらいの道幅で走るのが適しているのかもしれない。



明るい森をぬけて行くと大多和峠への分かれ道に来る。時間が早いので寄り道する。



大多和峠からの景色、薬師岳方面は雲がかかっていて山頂を見ることが出来なかった。大多和峠から先にも林道は続いているのだが、国有?の山林を貸与しているのでその期間は勝手に通れないようでゲートが締まっている。
 



大多和峠から4km程度で分岐点へ戻り、元の道でダムへ。



ダムに近づいてやっと湖面とその向こうの北アルプスが見え出す。

有峰ダムの堰堤よりX字の渓谷にへばりつくように走る有峰林道小見線が見える。
 
ダムのえん堤には信号があり交互通行となっている。ダムの真ん中あたりで下を除けば高さ140mという巨大さにしびれる。

有峰ハウスに向かうとダムの上に出る、ここからの景色のどこにも人は住んでいない。6月初旬から11月初旬のわずか5ヶ月だけ立ち入れる場所だ。




今回集まったのは5台 関西からHDのスポーツスター・BMW R1150GSアドベンチャー・MVアグスタブルターレ、関東からはHDのスポーツスター・アプリリアツウォーノだ。
翌朝からよく晴れ薬師岳がくっきり、高台からは有峰文化村の建物、赤い屋根のビジターセンターと高い建物の有峰記念館、右の有峰ハウスが見える。
 



陽がさしてきた。この時間の有峰湖が一番美しく見える。



称名の滝を見に行く。


最初来たころはまだまだ道が悪く、舗装路と未舗装路が混在していて、殆んどが一車線の狭い道でトンネルも狭いものだったが今では改良が進んで走りやすくなっている。
 



道がよくなっても断崖絶壁を走ることの変わりなく、運転を誤ればはるか下に落ちること間違い無しだ。




有峰林道亀谷連絡所を出れば立山だ。高さ500mの岩盤、悪城の壁を過ぎると称名の滝が見えてくる。駐車場から歩くこと15分称名の滝に到着。落差350mの大迫力今まで見たどんな滝ともスケールが違いすぎる。右に見えるのはハンノキ滝落差500m。



駐車場に戻る途中振り返れば、称名の滝は左に隠れて見えないが、悪城の壁に続くハンノキ滝と壁を流れる幾つもの流れが迫力、行く先には悪城の壁の絶壁。バイクに戻り常願寺川にかかる立山大橋を渡る。
 

立山大橋から見える立山と日本一の暴れ川、常願寺川



いつものガソリンスタンドが閉まっていたので大川まで行く羽目に。帰りは常願寺川の左岸を走るが、交通量が少なく景色もよい。ダムなのか?不思議な横江頭首工を見学、農業用水の取水口らしい。

有峰林道に戻りダムに向かう

難所だったニンニクトンネルも新しくなり

快適な道
   

ダムの堰堤から下流には、今走ってきた有峰林道小見線が見え

有峰湖の向こうには薬師だけがくっきり見えた。


薬師岳と北ノ俣岳

行きと同様明るい森を抜け

ちらちらと北アルプスを見ながら走る

ゲート近くなると格段に道がよくなるが熊に注意だ。

このゲートを抜けると現世に帰ってきたような気がする

快適な高山大山林道から

神岡方面へ県道に入る、初めての道だ

しかしこれが大変な道だった。
 


穂高連峰と乗鞍岳だと思う?が見えたがここからの下りが狭くてタイトなコーナーの連続。素直に高山大山林道経由のほうが早いのは間違いなかった。
 



国道41号から県道75号で山田防災ダムをとおり古川へ抜ける



古川からは県道90号で一機に清見インターへ。せせらぎ街道を走る計画もあまりにもの暑さにさっさと帰阪することにした。


久しぶりの有峰。何度来ても素晴らしさが色あせないのは凄いことだ。今回は大阪スタートということで欲張ってせせらぎ街道を走ったり、温泉によるため高根まで足を伸ばしたりで、双六渓谷から矢吹峠に向かって駆け上がるころには気分も盛り上がり最高潮、そのまま飛越トンネルまで一機に走るのだから疲れるのも仕方が無いかも、最後の有峰林道でクールダウンしたが有峰ハウスについたころには多少ぐったりしていた。有峰は立山に近いこともありあちこち行っても3日はつぶせるので逗留して走り回るのもよいかもしれない。
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