東北を迷走
はるばる豊橋から来た友達とゴールデンウィークを利用して竜飛岬まで行く予定だったのだが出発する日になって天気が急変、北方面は全滅、その上日本海側もよろしくない。迷った末に福島の西吾妻スカイバレー・裏磐梯レークウェイ・磐梯吾妻スカイラインなどをはじめ、蔵王や栗駒を走ろうとしたのだが天候はそんなことも許さないほどのものだった。
   

雨なんて本当?と言うような天気の中をすっかり春めいてきた福島へ。

国道13号万世大路、峠駅へ入り口、栗子トンネル辺りではまだ晴れ。


水窪ダムの横を通り米沢へ。雨の予報もここまで晴れ、このまま西吾妻スカイバレーを越えれば裏磐梯は晴れのはず今日はラッキーだと思っていたら、アクシデント。
初めてのキャンツーで過積載のためセンタースタンドを擦ってしまい、路側に突っ込んだらしい。たいしたことなくてよかったけど、過積載ですから一人では起こせません。


雨に降られることなくスカイバレーに向かっているとなにやら積雪で通行止めだとか・・・・・・・しかし行けるところまで行く!!天元台のスキー場の先でゲートがしまっていた。
ロープーウェイの駅で休憩、今後の作戦を練り国道121号で喜多方廻りで裏磐梯へ抜けることに。


 



国道121号で大峠(あちこちにある名前だが)に向かっているととうとう雨が降り出したが、この天気予報では仕方なしか。喜多方では晴れることを願って大峠トンネルを抜け喜多方へ。



喜多の里で昼飯に、喜多方ラーメンとラーメンバーガー。ラーメンは普通のラーメンで好きなのだが、このラーメンバーガーには参った。不味い!!ラーメンを固めたバンズに中は、焼き豚。まずバンズが重すぎ、中の焼き豚は冷たい。思わず残してしまいました。



485号で裏磐梯に向かう、向かう先の天気は悪そうだが道は走りやすくていい。裏磐梯周辺もツーリングにもってこいの道だらけだ。
   

しかし、裏磐梯に入り給油するころには霰が降り出した。躊躇するが、降り始めなのでそのままレークラインに向かう。気持ちいいはずのレークラインもウェットな路面とぱらつく雪が怖くて楽しめない。積もることはないだろうが怖いものは怖い。





だめだとわかりつつ、磐梯吾妻スカイラインに向かう。スカイラインの入り口で気温は氷点下2度、廻りの雪景色にすっかりスカイラインを走る気をなくしてしまった。マイナス2度となると路面の凍結温度だし、この雪でこれ以上標高をあげて走るのは楽しくないでしょうということで下山?。



温泉街を通って土湯に下りてくると晴れ、ほっとしました。山は凄い雲の中、いかなくて良かった。
   



本日の宿泊地は福島県桑折町の半田山自然公園、一人テントがないのでみんなでバンガロー泊。荷物を降ろして近くのうぶかの湯へ。

半田山自然公園のキャンプ場は、3階建てのバンガローが4000円、ただし寝具も何もなく泊まるだけ。キャンプ場が一張り600円だった。
天気がよさそうなので、昨日の雪が心配なのだが蔵王エコーラインに向かう。





遠刈田ではりんごの花が、エコーラインに入ると桜が咲いていた。
   

春らしいエコーランが気持ちよい。

標高があがると新芽もまだだ。

お望みの結末。賽の磧ゲートから積雪のため通行止め。

残念、せめて駒草平までいけたらと思う。




滝見台まで戻る。空気が澄んでいて松島まで見渡せたが、蔵王の頂上付近は厚い雲に覆われている。

エコーラインは良い道だが、観光人気のため車も多く日中は楽しんで走れる道ではない。観光道路といったところでしょうか。
     




エコーランを抜けれないので青根温泉を抜け山形道・東北中央道で東根へ。昼食は今回のツーリングの目的の一つといやへ。
尾花沢・鳴子を通り、宿泊地のとことんやまを目指す。



花山の道の駅まで天気が良かったのだが、栗駒へ向かうとすぐに雨が降り出した。
やはり、路面がウェットだとペースが上がらない、せっかっくの道なのに残念だ。



栗駒道路も通行止め、おとなしくとことん山へ。ここでは常設テントを借りる、雨の日は設営が嫌なので調度良かった。
買い物は、20分ほど走ったよねや。
タープの下で夜宴、入り放題の温泉でほっとしたが、連日の悪天候で疲れ気味。




毎日ころころ変わる予定、今日は栗駒を越えて奥日光へ行くことに。雨こそ降っていないものの路面はウェットそれなりに気持ちよく栗駒を通過、398号は素晴らしい道だ。


湯浜峠手前の風景


花山に近づくと天気も回復
     
花山でゆっくり休憩、築館より東北道に入り国見SAで昼飯。この時点で奥日光は遠すぎるので急遽変更して近場の遠刈田でのんびりすることに決定。ここでZZR1400君とお別れ。


とても良い天気です。気持ちが良い芝生に桜が満開。新品のテント二張り、ダンロップとプロモンテです。ダンロップもとてもいいですが、さすがにプロモンテはフレームが軽いのには驚き。
早い目に着いたのでゆっくり出来た。天気がよければツーキャンは最高。



エコーライン通行止め解除と聞いたのでエコーラインに向かう。

今日豊橋に帰る人も連れて、エコーライン経由もきついと思いつつ。

駒草平より、交差の混ざった雪と一昨日の新雪が不思議なグラデーションを作っていた。
 


雪の回廊・積雪のお釜

お釜から見る駒草平



凍ったお釜と霧氷。なかなかこんな景色は見れるものではない。展望台にも霧氷が付き、周りの通路も雪で真っ白だった。



再びエコーラインで山形へ向かう。
新雪の影響で雪の回廊が真っ白なのが素晴らしい、例年なら黄砂と、排ガスの影響で黄色かったりグレーだったりするので今年の回廊は良かったと思う。






山形蔵王インター手前で豊橋の友達と別れる。そして次の目的地、寒河江いこいの森キャンプ場へ大阪からの友達と合流するために向かう。



山形道で月山をみながら寒河江へ、いこいの森では大阪から月山へスキーに来ている友達のテントを駐車場の片隅に発見。スキーに来るのに宿泊がキャンプだという発想はなかなかのものだ。
 




キャンプの申し込み200円をし、こちらも駐車場の空き地?へ設営。何でも2日前は凄く混雑していてそこしか空いていなかったらしい。スキーから戻った友達と合流して寒河江花咲か温泉ゆ〜チェリーへ。露天風呂から最上川の眺めが素晴らしい。



キャンプ場付近からは月山や朝日連邦の眺めが素晴らしい。
いこいの森も桜が満開、広い運動場があり開放感があり静かだが街に近い。



 
大阪に帰る前に温泉へということで月山インターから近い大井沢温泉湯ったり館へ向かう。
月山インターからの道は交通量も少なく見通しも良い快調に走れる道だ。



 



大井沢温泉湯ったり館 塩分の強い開放感ある温泉だが、小さな湯船だった。大阪の友達とはここでお別れ、帰路800kmだ。



この先通行止めとなっているのだが、これまで通行止めを体験したついでに行ってみる。ヘアピンを回ったところで通行止めだった。
 



引き返すときは月山をみながら寒河江川沿いにはしるが、天候もよく気持ちがよい。




景色もよいし道幅もあり県道27号はとても気持ちがいい。

月山インター付近 雪と地山のコントラストがすばらしい。
   






月山道路で湯殿山へが、これは間違いでこちらからの道は冬季通行止め、再び月山湖から月山スキー場へ。
 

4月中旬オープンの月山スキー場からの眺め。正面に見えるのは朝日連邦



 
友達が6回転して転げ落ちたと言う雪庇を確認して下界へ降りる。



もともとこの連休の計画は、仙台から田沢湖を通って八幡平へ、八幡平から十和田湖を通って津軽へ、津軽から竜飛岬を通ってとことん山へ、とことん山から栗駒を越えて解散と言う計画だった。しかし出発の朝に天気予報の急変を知り迷走することとなった。毎日雨と晴れはてまた雪とめまぐるしく変わる天候の中のツーリング、後半の2日だけでも雨に降られなかったのは良かった。
東北をうろうろしたが、気持ちよく走れるはずの部分では徹底的に雨でフラストレーションが溜まるツーリングだった。
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