奥奥八九朗温泉 
2月には敢え無く敗退した奥奥八九朗温泉だが、今回は準備万端で楽勝のつもりで出かけた。目的は達し大満足の結果だったのだが今回も波乱万丈の挑戦となった。
 




七時に仙台で仲間をピックアップ。足りない装備を盛岡で調達。小坂で昼食をとり奥奥八九朗の林道へ。車でもいけそうだ、ラッキーと不安ながら進む。轍がきつくなりとうとうスタック。手掻き一時間も敢え無くJAFを呼ぶこととなった。スタックから脱出し時には既に4時だ。




はき慣れないスノーシューと荷物か多すぎてすぐに転倒するソリに手こずりながら歩くこと約一時間、スタックの雪かきもあり疲労も限界だ。



やっと見えてきたか?温泉の広場。雪が融けているから間違いない。
 

すぐにでも飛び込みたいが、暗くなる前に設営だ。


温泉で地面が暖められ、雪が融けている林道部分に設営。
そして温泉へ、”ほっと” したのは言うまでもない。冬は絶妙な温度。少し熱いが外が寒すぎるのでバランスが素晴らしい。



ビールを持って温泉に入り、飯を食ってまた温泉。星空も素晴らしかった。

床が暖かくぐっすり寝れて朝からまた温泉へ。誰もいない貸しきり温泉だ。ジャグジーのように湧き出しているのが源泉、其の周りにも穴が掘ってあってそれぞれ流れ込んだ湯の量によって温度が違う。



 



 
野湯なのだから更衣室など当然ない。テントで素っ裸になって温泉までダッシュ。帰りは相当温まっているので余裕で戻る。誰もいないからできことだ。




道から立ち上る湯気は温泉だ。
流れ出た温泉の影響で設営部分の地面が暖かいため昨夜も足元が冷え過ぎるということはなかった。裸足で温泉に入っても流れる温泉を歩いていけば冷たいことはない
 

2010年に北海道から東京に向かうツーリングコースをネットで検索していて偶然見つけた奥奥八九朗温泉。其のころにはネットにもあまり詳しい地図が出ておらず、半信半疑で走った林道の途中に出くわした温泉だ。
実は温泉の名前も奥八九朗というのが正しいのかもしれない、というのは林道の入り口に奥八九朗と書いてあるからだ。しかしこの温泉の手前にも温泉があるらしくそれが奥八九朗ならここは奥奥八九朗ということになるらしい。八九朗は林道に入らず川の向こうのビニールハウスの温泉だ。どれも湧き出す湯量は素晴らしく、温泉施設になっていないのが不思議だ。


 
天気も良くなり名残惜しいが撤収だ。出来れば雪のあるうちに、今回の辛さを忘れてもう一度来たいものだ。

素晴らしい湯量。天然のジャグジー

横は雪深い渓流。





 
帰りは慣れのためか昨日ほど時間がかからず40分ほどで車に到着。荷物が行きよりそれぞれ10kg減ったといえ引っ張るそりの重さが非常に辛いことは変わりない。
 




 
またもやアクシデント。高速をがんばりすぎてオーバーヒート。
テント・タープを干したりしながらロードサービスを待つ。



仙台まで260km、積載車を乗り継ぎ家に戻ったのは7時だった。
リベンジした奥奥八九朗温泉は素晴らしい温泉だ。また近いうちに行くことになるだろうし、もし雪の中行くことになっても次回こそ万全の体制で臨みたい。
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