南アルプス
連休を利用して久しぶりに南アルプスの麓、湯島の湯に向かう。二日目は南アルプスをぐるっと回って上田の鹿教湯温泉へ南アルプスの西側、分断国道で有名な152号線を走っていく。紅葉も終わりだったが152号線の険しさはいつ走っても楽しい。
   



今回は東北からすごく遠い南アルプスなのだが、冬の間はGSを東京の子供のところに預けてあるので楽々な距離だ。中央道を甲府南で降り富士川に沿って南下、一旦右岸の52号を走り富士川の左岸へ。左岸に入るのはこの狭いトンネルを抜ける、車ならこの時点で却下だろう。以前見つけたゴミ処理場の駐車場のジムニー、結構やれていますが今となっては希少品ではないでしょうか。
 



時々だが眺めのいい左岸をゆっくり走る。東北ではとっくに終わっているがここでは紅葉が見事だった。
 


 



雨のため予定していた夜叉神峠の山登りは諦めクラフトパークで待ち合わせ、買い物後湯島の湯に向かう。
南アルプスの奈良田へ向かうこの南アルプス公園線は、対向車が少なく快適に走れる道だったのだが路面が傷んできている。しかし、最近狭隘な部分の改良が行われトンネルが開通した。
  
コテージに着いたら温泉へ、と行きたいところだが人気が出たのか日帰り入浴客で多少混雑、と言っても2、3人でしょうが。時間を置いてゆっくり入ることに、ここは宿泊客だけの入浴時間があるので混雑を避けることができるのがいい。



 
当然朝も6時から入浴。源泉掛流しのお湯はちょうど良い温度で長い間入っていてもののぼせることも無い。眺めもいいし一番好きな温泉だ。



 
車できた二人と別れて今日は鹿教湯温泉に向かう。天気予報どおりだが幸いなことに雨も上がりツーリング日和になりそうだ。




 
交通量の多い52号を避け富士川左岸を下る。信号も無く思っていたよりいい道、次回からは富士川沿いのメイン道路になりそうだ。初めて入った新清水からの新東名がすばらしい道だった。アップダウンが無いためか走行車線の車速が落ちることなく流れも非常にスムーズ、あっという間に浜松北ICへ。ちょうど昼時、天竜浜名湖鉄道、二俣本町駅の葉月でめかぶそばを食べる。冷たいそばにめかぶと大根おろしが入ったそば、隣席の人が汁まで飲んでいるのを見てすごいなあと思っていたのだが、自分も汁を綺麗に飲んでしまった。



 
152号で天竜川を遡り473号と分離部分には物々しい看板が”兵越え峠通行可能”の看板。いよいよ152号の本領発揮だ。まずは狭くグネグネの道。



 
水窪あたりでJR飯田線が行ったりきたり、こんな山の中をよく通したものだと、さすが国鉄といえる路線。
国道152号は水窪を抜けるといきなり高規格道路となるが474号???どうやら三遠南信道路(自動車専用国道474号)の一部らしいが、この先草木トンネルで終わっている。調べるとその先、兵越峠の下をトンネルを通すつもりだったらしいが地盤が弱いので計画変更だとか。結局474号は脆くて通せなかった152号の青崩峠の下をトンネルで通すらしい。地盤の難しい部分なのだろう、え!152号はどうなるの?よくわからないことです。
 


いよいよ最初の分断部分兵越峠へ、152号を通すことのできなかった青崩れ峠の代替路?ともいえる道だ。皮肉なことにトンネルを掘るとなったら青崩れの地盤がほうがましらしい。3000m級の山々を要する南アルプスの直下だけに破砕帯などが多いのだろうか。
峠の按部分、2008年のような紅葉を期待していたのだが残念。


狭い急カーブを下っていく

152号との分かれ道どうやらやっと国道を通す気になったようだ。


遠山郷の郷土館で休憩し地蔵峠が既に冬季通行止めとなっていることを知るが、確認するとまだゲートは開いているかも知れないということで、次の分断部分地蔵峠を目指し、既に改良された快適な国道で地蔵峠入り口へ。南アルプスを見渡すしらびそ峠・下栗の里入り口はパスし大鹿村へ。





 
地蔵峠は、全出の兵越峠より広く走りやすいのだが、冬季通行止めになるのはいつもこちらが先だ。スピードは出せないがいい感じの道を峠を目指す。



 
峠を越えいよいよ大鹿村へ。信号の無い村大鹿村の小渋川からは冠雪した赤石岳が良く見える。
住民より鹿のほうが多いと言われる大鹿村。夕立神パノラマ公園からは赤石岳をはじめとする南アルプスの山々、振り返ると中央アルプスが見えるすばらしい場所だ。実際この次期積雪で登れないことがほとんどなのだが今回は時間の都合でパス。
この先の分杭峠も面白いのだが、152号とはここで別れ高速に向かう。



     


小渋湖を通り松川インターから中央道に入ったころには既に夕方。諏訪ジャンクションから松本へ、インターを降りるころにはすっかり真っ暗、254で上田方面鹿教湯温泉へ。ここでもゆっくり温泉に浸かり、食べ切れなかったほどの豚シャブで満足。

翌日は、152号と142号で諏訪へ、電熱ウェアーのおかげでとても寒い中も快適に走れた。



久しぶりの湯島の湯と152号分断国道。152号はあちこちで工事が行われ全線開通に向けて動き出したのだろうか?極端な峡路と高規格道路が入り混じり分断部分では舗装林道を走るといういろいろ楽しめる道が、単なる走りやすい道になったら? それはそれで楽しいのだろうけど、残してほしいようなそうでないような、なんだか惜しい国道だ。
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