2012 北海道 7日目
サロマ湖近くの上湧別五鹿山キャンプ場からクッチャロ湖畔のキャンプ場へ、出来ることなら避けたいと思っていたオホーツクの単調な景色を走り続ける。
   



出発前に飛騨のVFR1200君と話をする。何も考えずに来てますというので、北にいくならエサヌカと宗谷丘陵ははずせないよとい教える。

このキャンプ場の入り口にあるオートサイトは芝生で取っても綺麗だ。昨日は天候が悪く余計にかもしれないがフリーサイトは見劣りしてしまう。入り口の印象がよいだけに残念だ。
 








変化の無い景色を神威岬まで140kmばかり単調に走る。
蟹で有名な雄武では、道の駅で食材を仕入れようとするがここには何も売っていない、仕方なくかまぼこを数種類仕入れて北を目指す。

神威岬
青い海と芝生がとても綺麗、で暫し休憩。海にいっぱい人が並んでいるのは何を狙っているのか?と釣りの人に聴くと鱒を狙っているらしい。川に上がった魚は取ることができないため河口で遡上する鱒を狙うらしい。どうやら鮭より鱒のほうがいいらしい。






岬をぐるっと回って神威岬灯台へ。久しぶりの変化だ。
   




当然のことだが、午前中にクッチャロ湖まで来たのでそのままエサヌカに向かうことに、ここには息子も驚くはず。国道238号からわかりにくい道を入りエサヌカに向かう。














道が空に溶けていく




見飽きない景色
 





どこまでも続く直線は恐ろしくさえある。

エサヌカを抜けて国道に入り浜鬼志別の道の駅へ
ここでホタテ丼を食べる、沢山のホタテのフライを卵で綴じた丼なのだが、ホタテは、生か焼いたのがうまいと思う。厚岸の牡蠣丼と同じで残念。何でも丼にすればいいの?B級グルメの影響か・・・やはり歴史のある食べ方がおいしいのではないでしょうか。



 




苗太路橋を宗谷丘陵に向かってはいる、念願の道だ。どういった景色が待っているのか楽しみ。



快適な道をアップダウンを繰り返し進んでいくと風車が見えてくる。



あの風車の間を縫って走る道、走ってみたいでしょう。しかも快走路。

   

期待通りの景色

風車の真下を抜けていくこんな快走路はどこにも無いでしょう。

宗谷丘陵を調べてみると氷河期にできた丸い大地に水により浸食された深い溝ができこのような地形になったらしい。その上火災により森が焼け気温の低さと風の強さで木が生えず丸裸の丘陵のまま笹だけが生え今に至ってるそうだ。








宗谷丘陵の駐車場では今朝話をした飛騨のVFR1200君が昼寝をしていた。”エサヌカはすごかった、道が消えてますからね”と非常に喜んでいたので、宗谷丘陵の奥まで走って折り返しても30分程度なので行ったらいいよと教えてやった。僕らも折り返し丸山に向かう。



道は細くなるがここからもとっておきの景色が見れる。
 















丘陵の向こうにはオホーツク海が。




風車の間を走る飛騨のVFR1200君もみえた。その後丸山に足を伸ばした彼とすれ違ったところを見るとこのあたりが気に入っって散策しているようだ、たぶん彼は今日北海道のとりこになること間違い無しだ。

宗谷岬は目の前なのだが、明日行く場所がなくなるのでクッチャロ湖へ戻る。


   

キャンプ場に戻る前に、クッチャロ湖畔のクローバーの丘に向かう。ここからの眺めもなかなかいいものだが、今日行ったとこがよすぎたのか、息子の反応はゼロ。






クッチャロ湖畔キャンプ場は、中央大学の自転車部のキャンプでにぎわっていたが広く横に長いサイトなのでゆったり設営。

有名なクッチャロ湖の夕日
 




道を隔てているもののキャンプ場から湖面と夕日が直接見れるのは気持ちがいい。
すぐ近くの温泉に入り夕日を見ながらビールで乾杯。あては、雄武で買ったかまぼこ、蟹・うに・ほたて・鮭が入っている。
昨日と昼のリベンジではないがホタテの剥き身をたくさん買ってきてホタテご飯を炊く。





ご飯が炊き上がる前に毛蟹一杯ずつ、ウインナーや野菜も焼いて、最後はホタテご飯、満足でした。
今回のツーリングのハイライトとなる景色の連続だった。何度来ても感激が薄れないエサヌカ、じっくり散策した宗谷丘陵も魅力一杯過ぎて明日のオロロンラインがつまらなくならないか?と心配。
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