奥日光・只見
奥日光の上栗山でキャンプ。道中、大内宿を訪れる。またキャンプ後には以前から気になっていた只見の田子倉ダムへ、水害の只見川に沿ってはしる。
   



磐越道会津若松ICから一般道へ、前日の豪雨の影響で増水した阿賀川を超え大内宿に向かう。

のどかな会津の田園を抜け大内宿こぶしラインに入ると快適な2斜線道路が続く。しとしとと降る雨のため景色が残念だが快適な道路だ。

北会津方面から氷玉トンネルの区間が眺めもよくて気持ちがよい。

北会津側

大内ダム


山の中からの渋滞でいったい何だろうと思っていると大内宿の渋滞だった。バイクなので渋滞をスルーして大内宿を見に行く。よくまあこれだけかやぶきの建物が残っているものだと感心する。かやぶきのことを調べてみると日本だけではなく韓国はもちろんヨーロッパでもあるそうだ。費用は1坪12万円1棟で約500万円もかかるらしい、その上耐久年数は20年そこそことかでぜいたく品だ。茅をよく見てみると一番下側には太さのそろった品質のよさそうなのがきれいに葺かれているのがわかる。
   



混雑している国道を避け県道にはいるため下郷ダムで阿賀川の左岸に渡る。国道に比べ快調だ。



会津田島で国道に合流し121号に入る。



団子の串刺し3っつ。国道121・400・352の3路線の重複、また400号と切がよくていい。ちなみに100号は無くて300号は山梨の本栖湖から身延方面、200号と500号は九州らしい。
 



400号と分かれると一気に交通量も減る。



121号を走り続けると一気に視界が開け五十里湖が見えて来た。

昨日の雨で増水、不思議な風景に。それにしても水位が高すぎるのでは?



121号とも分かれ県道23号へ、川治ダムを通りいよいよ奥日光へ。ガソリンスタンドで聞くと上流の川俣ダムが工事中らしい。そのため鬼怒川水系の排水を優先し、別水系の五十里ダムの排水ができないのだろう。
 



3時の待ち合わせに時間があるので霧降高原へ。牧場を走り抜けるすばらしい道ですが、キャンプ用具をいっぱい積んでいるので絵にはなりません。



ここまできたら霧降道路を走らなくては話になりません。なんといっても日本の道○○選に必ずといっても出てくる道ですから。



奥日光の道も改良が進み新しいトンネル。キャンプ場には今までに無い数のテント、連休と夏休みは込み合うらしい。今回は、大型タープと小型テント3張り、テーブルも大きくて快適なのは車の積載能力のおかげだ。
 







翌日は奥日光めぐり、どんどん奥に入っていきます。日光観光の人もなかなかここまでは来ないでしょう。


瀬戸合峡の川俣ダム(工事中)ダムの向かいのつり橋に向かう。秋にはすばらしい紅葉が見もの。



深い瀬戸合峡に作られたダムのつり橋はなかなかの迫力。ダムは工事中の水位調整のため放流中
   



間欠泉の分岐から山王林道に入り西沢金山跡の温泉を探したがわからず。間単にわかる場所にあるようなのだが・・・。



険しい道が続く山王林道で山王峠を越え光徳牧場へ
 






日光では、東照宮の参拝には参加せず廻りの日光二荒山神社や他を見に行く。東照宮のほうは眠り猫から奥宮まで大行列だったらしい。


日光駅前のリオンドールで買い物し霧降高原を通って上栗山四季の湯へつくころにはすっかり夕方。



松ぼっくりを拾ってきて焚き火をしながらまったり。


解散の日、天気予報では福島会津は雨。キャンプ場は天気がよいのでこのまま持てばいいのだが。
 



山はまだ春の始まりで新芽のが美しい。




どっちにする?見たいな放流中の川治ダムのトンネル。


川治ダムの八汐湖。

五十里湖の海尻橋辺りからは新緑に山桜が咲きなんとも春らしい景色。
湯西川との分岐点の赤夕大橋を過ぎ五十里海渡り橋からは、一昨日と同じ水没した林が見える。湖水の色が緑っぽくなり不思議な光景だった。

 


上流の男鹿川も緑色。



121号を男鹿川に沿って走る。



会津田島より289号線に入ると雲行きが怪しくなってきた。会津高原だいくらスキー場あたりからは雨、只見川の上流伊南川に沿って走る。


只見にはいると雨も上がり越後三山只見国定公園の雪山が見えてきた。関西人の僕にとっては只見などまったく縁も無くすごいところにきてしまったとうれしくなってしまう。
   



伊南川から只見川へ、ついに見えたのは只見ダムと先に見える田子倉ダム。雪山をバックに感激の景色。



ダム提に登ろうとしたが、国道252号は昨年の新潟福島豪雨の影響か通行止め、いつかはこの先の60里越えで新潟に抜けてみたい。

只見湖畔

いこいのもりキャンプ場

豪雨で流された畑
   

おかしなところに汽車が止まってるなと思っていたら、線路が流されてここに停車しているようだ。
昨年は東北地震が大ニュース過ぎて、すごい被害なのに豪雨のことはあまり騒がれていないが、本来なら大ニュースになるところだ。豪雨の影響でダムが壊れて今でも稼動していない。それが東北電力の電力不足の要因らしい。


復旧ができている道を走る分にはあまり感じないが、対岸には豪雨の遺産で土砂の堆積がすごいのが見えた。
 

滝ダム 放流中

下流のダムも開放しているので水位が低い

本名ダム

只見線の第六只見川橋梁が流されている本名ダムの下流

上田ダム 放流中

宮下ダム 放流中
   

麻生大橋の袂には放流のため過去の集落跡が現れていた。
東北地震の復興も大事だが、電力不足を騒ぐ今、すでに洪水から10ヶ月もたって復旧が完了していない只見川にかかる複数のダムの工事が大変急ぐのではないだろうかと心配になってくる。

柳津ダム 放流中
奥日光の上栗山四季の湯はあっさりすべすべ、源泉掛流しで湯量もたっぷり本当に好きな湯だ。南会津の道は思ったより交通量が多いのだが、只見に近づくとめっきり減ってくる、それだけ辺境地ということだろう。残念ながら雨に降られてしまったがもう一度ゆっくりツーリングしてみたい場所だ。