秋の有峰
毎年秋に訪れる有峰。10月の連休に訪れていたのを一周ずらしたが、今年はどんな風景を見せてくれるのか。
 

天気に恵まれ中央道を快走だが、急に冷え込み寒い。最近まで暑かったので紅葉を見にいくと言うのに油断した。
松本からは、渋滞を避け農道を走り、昼は道の駅風穴の里近くでそばを食べる。







沢渡を過ぎて紅葉はあまり進んでいないが、気持ちがいいツーリング日和だ。
 




平湯から471号で栃尾と通りいつもの双六渓谷に向かう。
 


双六渓谷に入るといよいよメインコースだ。ここは10Rに先に行ってもらう。GSではあおられるのが落ちだ。
最初は大きなコーナーをゆっくり走る。民家を抜けると急勾配のタイトコーナーその後の緩やかな高速コーナーそして山吹峠の急勾配の中側コーナーと言うとことで前を走るバイクに追いついてしまった。




前のアメリカンバイクについて最後の民家の手前までしばらくはゆっくり走る。最後の民家から飛越峠までの区間はのぼりの中速コーナーで楽しめる部分だが、景色も気になるので要注意。


飛越峠部分では紅葉がすすんでいた。トンネルを抜け有峰林道の料金所脇で休憩。
   

有峰林道もしばらくは2車線の快調な道だ。

この後、熊に出会うが今年も写真を撮り損ねた。今まで出会ったのがもう少し先でだったので、まさかこの場所で出会うとは思わなく油断してカメラの用意をしていなかったのだ、残念なことをした。
まあ有峰ならどこで出会ってもおかしくないのだが。





有峰の明るい森をゆっくりたのしむ。
 





時間があるので大多和峠に向かう。

大多和峠からさきは通行止め、国有林だか県有林だかを個人に貸していて林道の続きが個人の管理になっているようだ。以前まで通れたらしいのだが、私道ということで通行止めになっている。荒らされても事故があっても迷惑なのだろうから仕方がないだろう。
大多和峠からは薬師だけがよく見え?るはずで景色がいい。綺麗なトイレもあるし湧き水もあるので勇気があれば野営できないことはない。晴れれば恐ろしく綺麗な夜空の星が見えること間違いない。







大多和峠までの道は狭い道だが行き止まりの割には車がよく来るので注意が必要。
 

有峰ダムからは断崖絶壁の小見線がよく見える。

時間があるので折立を散策する。



折立の先には立山カルデラがある。カルデラには富山平野が1〜2mは埋没してしまうといわれるほどの大量の土砂(約2億m3)が残り、流出防止のため大規模な砂防工事が毎年約50億円の予算をかけ行われているが、その工期は無期限と現在では考えられている。この砂防工事は、世界的有名になりつつあるらしい。




 


折立よりより車両進入禁止の真川線を歩いていく、ずっと先がカルデラだ。
バイクで走ってみたい。


 



折立のキャンプ場。入り口には熊に注意の看板が。


テレビも何もなくいつも暇をもてあますので今回は食事の後に炭焼きを計画、ほっとウィスキーを飲みながら飛騨牛のサンカクを焼く。
 








天気も良く気持ちがいい朝だ。今日は安房峠を越えて帰る予定。
有峰を出る前にもう一度熊に会えたらと願う。







熊に会うことはなかったが、朝のすがすがしい空気を吸いながらのツーリングが気持ちが良い。まして対向車もいない時間だけに気持ちよさも一層だ。



東谷ゲート辺りから見る有峰湖。今日は空気が澄んで有峰ハウスの辺りまで見通せる。

ゲートを過ぎると飛越トンネル、すぐに岐阜に入り快走路を下る。

 




BMWのGS知らなかった部分、びっくりするぐらい速い。高速では速いということはわかっていたし、切り返しが軽いと言うことには気づいていたが、ワインディングをこれほど早く走るとは驚きだ。

双六渓谷に下り471号に入る。






平湯から旧道の安房峠に入る。途中平湯の町を見ながら勾配はゆるいがヒアピンが続く道を進む。

安房峠への道






安房峠から見える穂高連峰
   



峠を越えると道は険しくなる。左手には焼岳の噴火している様子が見え、まさに北アルプスの山中を走っている気がする。
 

   







安房峠は、紅葉が進んでいた。便利な安房峠トンネルも良いが時間があるときにはゆっくり峠を走るのもいい。



峠を下りたら坂巻温泉で休憩。空いていてゆったり入れる温泉は外部との隔離がなく外の景色が良く見える。
疲れを取って帰ることにする。
心を癒してくれる有峰の大自然にはいつも感謝する。紅葉には一週間早かった気もするが11月には閉鎖になる有峰ハウスはこの先週末は予約でいっぱいだ。今は有峰林道小見線が工事中だが来年になると走りやすくなり観光バスが来るようになるかもしてない。秘境という意味では観光された黒部よりよっぽど秘境と言うにふさわしいこの地が観光客でいっぱいにならないようにと願うばかりだ。
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送