東北温泉ツーリング
夏に苫小牧に残してきたGSを引き取り青森から南下する。三陸も日本海側も走ったので東北中央を縦断。たっぷり温泉を巡りながら走る。






 





仕事の都合で朝6時半の飛行機に乗るつもりが3時過ぎの飛行機に。そのため苫小牧の出発は夕方の6時半。辺りはすっかり暗くなってしまい、苫小牧からひたすら高速で函館を目指す。
函館での夕食も既に10時、偶然入ったここ”魚一心”は大当たり、酒こそ飲めないものの魚貝を堪能できた。函館でのキャンプは取りやめ11時半出発の夜行のフェリーで青森に向かうことにする。
青森に降り立ったのも3時半、暗いうちに走り出すが、コンビニで明るくなるまで待機し薄暗い十和田ゴールドラインをはしる。




 
朝5時当然ながら酸ヶ湯も閉まっているので通り過ぎる。平成6年の5月に来た時は雪の中だった笠松峠もガスが出てすっきりとは行かないが当然雪はない。
   

5時半に奥入瀬渓谷に入る。

緑が美しい。







 
前回は雪と枯れ木の渓流だったのが、季節がよいとここまで美しい。奥入瀬渓谷の美しさは緑の美しさと道路と高さの変わらない渓流の眺め。走っていても道路ではなく渓流の横を歩いているような気分にさせる道だ。
   

十和田湖畔の道

独特な建築物は、地方色?

朝の十和田湖畔、とっても静かでした。

発荷峠からの眺め


せっかく早い時間に青森に渡ったのだから奥々八九朗温泉に向かう。まずは樹海ラインを小坂に向かう。樹海ライン自体はすばらしい道だろうが、ガスが出ていたのと温泉にはやる気持ちでよく覚えていない。

小坂の町から国道282号に入りる。人が来る前にとあせる気を抑えて温泉に向かう、老健施設のサンホームを目印に国道を離れる。サンホームを越えしばらくダートの入り口を行きすぎ引き返す。いよいよ温泉も近くか?


割と締まったダートを走ること10分もないか、そこにはいきなり出くわす。八九朗・奥八九朗と順番に出くわすと思っていたのだが。いきなり奥々八九朗温泉だ。この雰囲気は無い。道端にいきなり開けた赤いような変な色の空き地が現れたと思ったらそこが温泉だった。

誰もいないすばらしい天然のジャグジー、温度は42〜43度、これで掛け流しなのだからたまらない。まあ循環施設は作りようが無いけどね。

   









たっぷりじっくり楽しみました。ダートも締まっているので走りやすく苦労も少なかったですし何せこの温泉ですから満足度最高でした。ジャグジーって言うのがたまりませんでした。
   





奥々八九朗の最寄のインターの町小坂は、かつて鉱山で栄え今もそのころの建物が美しく保存されている町。特に鉱山事務所といわれる建物には感慨深いものがありゆっくり見学するのもいい。


東北道をしばらく走り松尾八幡平で下りる。

アスピーテラインとの分かれ道を今回は樹海ライン方面の左へ向かう。

 


樹海ラインはコーナーが多く見通しが悪く走りにくい。景色も開けないのでどこを走っているのか見当もつかない。

松川の地熱発電所。丸くて大きなものが発電施設だと思っていたが、あれは水蒸気を冷まし水に戻す冷却塔らしい。






松川温泉。白濁した湯で場所的にも秘湯の趣が濃い温泉だ。内湯には湯の花がこびりつき体を動かすと湯の花が水中を舞うといったような白い浮遊物がいっぱいの温泉。

松川温泉の奥にあるキャンプ場。松川温泉の駐車場を抜けておくにいったところにあるのでわかりにくいかも。
 





樹海ラインも松川温泉から先は山岳道路らしく豪快な道になる。

藤七温泉は、道路からもよく見える。

山肌からも温泉が湧いているのがよくわかる。




見返し峠に近づくと尾根の上を走りますます山岳道路のようになる。
 


見返し峠からアスピーテラインに入り松尾鉱山跡まで引き返す。長崎?の軍艦島と同じような廃坑跡だが当時の日本における最先端の施設を備えた近代的な都市が形成され、「雲上の楽園」とも呼ばれたようだ。学習院の分校跡がここにあったが、このころの鉱山開発などは国がかかわりそれなりの援助をしていて、学校も国からの要請で分校を造っていたのではないだろうか?。


松尾鉱山跡から引き返し見返り峠へ向かう。アスピーテラインは原生林の山肌を走る山岳道路だ。





空に突き抜けるような道



秋田側に入り蒸ノ湯温泉へ。500円を払い山腹にある露天風呂へ。
さえぎるものがないだけに気持ちがいい、湯は石油くさい?刺激臭がある。温泉に行くまでの道のあちこちに温泉が湧いているが非常に熱い。




国道へ出たところでガソリンが不安になり鹿角八幡平インター近くまで引き返すことになる。田舎の道は花が植えてあったり気持ちがよい道が多い。道沿いの店でアケビを発見一ついただくことにした。


341号で田沢湖に向かう。
   







峠道を期待していたのだがよったりした道でしばらく走ると宝仙湖に。玉川ダムの下は、公園になっていてキャンプをしている人も。

玉川湖から先は、さらにゆったりと走りたいゆっくりとしたコーナー

秋扇湖の鎧畑ダムは、国道から見えない、変電所らしき建物のところから川を遡る。


鎧畑ダムを越えるといよいよ田沢湖。田沢湖に近づくと田沢湖マラソンの看板、湖畔のキャンプ場を目指すとすごい混みよう。田沢湖マラソンが明日開催で結構な人と車、キャンプ場にも近づけそうにないしスタート地点に近いのか駐車場にはオフィシャルのテントが並んでいてこんなところで決して楽しいキャンプなどできそうにないのでさっさと退散。
   





 
夕食の買出しに行きスーパーで様子を聞くとマラソンで湖畔は混雑するのでキャンプするなら高原がいいと。高原(乳頭温泉)に向かい、ガソリンスタンドで明日の様子を聞くと普通なら30分で一周できる田沢湖も明日は何時間かかるかわからないそうだ。夕食は鳥の炊き込みご飯と秋刀魚の塩焼き(最近の定番)デザートは花輪」サービスエリヤで手に入れたぶどう、これが旨い!!



 
翌日は朝から雨だが、タープを張っていて正解だった。北海道で仕入れていた昆布出汁のどん兵衛を食べる。
 



 
メイン道路は、大混雑なので村の道より田沢湖にでてマラソンが始まる前に半周する。
 

ぽつぽつとマラソンの準備をしている人を見ながら湖畔を走る。

日本一透明(だった?)な湖水。晴れていたらもっと美しいのだろう。


 
かたまえ山森林公園より



 
田沢湖畔より105号線に入る。目指すは栗駒山
 





 
雨のため早く目的地に向かうことを優先し県道11号でショートカットし国道13号に入る。道の駅雁の里せんなんで比内地鶏のスープをゲット今晩も炊き込みご飯か?
横手からまたもやショートカットし398号に向かう。これもズーモ(ナビ)のおかげだ。この先買い物が心配なので早い目に食料を調達。

398号に入ると稲庭うどんの倉庫がある。"へえ〜こんなとこでも"と思っているとここが稲庭だった。

次の稲庭うどんの店に入ると決めて走るとよさげな店が。人気のようで人がいっぱい。

銀座にも店を出している佐藤養助商店の本店だった。二味せいろ(ごま味噌としょうゆ)のつけうどんを食べる。のどごしはつるつるですばらしいが、850円は大阪生まれの僕にはちょっと許せない値段だ。



 
小麦を使う稲庭が水田のないところというわけではなく水田中心の農耕なのは不思議だ。皆瀬ダムを見によったが小さなロックフィルダムだった。
 



 
河原毛地獄によるため県道51号に入るがしっかりした綺麗な道だ、泥湯に向かう道に入ると1車線の狭い道になる。

泥湯。アスファルトが溶けるのか道路に鉄板が貼ってある。

温泉街の集落に入る。山肌が白いのが温泉か?

温泉の成分ではげた山肌、通過して河原毛地獄に向かう。

しばらく走り駐車場の先には異様な風景が。



 
河原毛地獄の異様な風景。この先歩いて下ること40分で大湯滝という温泉かあるそうだが、元々ナビの目的にしていたところなのでバイクで向かう。
 



 
県道51号に戻り走ること20分程度駐車場に停める。先ほど河原毛地獄の上であったライダーと会う。歩いてもバイクでも同じ時間だが帰りが登りなのでそこで差がつくだろう。駐車場に停めて川沿いを歩くこと10分ほどなにやら滝が見えてくる。






 
大湯滝というだけに大きな滝だがこれが温泉とは。湯は酸が強く北海道のカムイワッカに似た湯なのだが滝に打たれる感覚はこちらのほうが上。もう少し人が少なければ言うことがないだろうが贅沢な話だろう。



 
湯滝に続く川からはほのかに湯気が。河原毛の大湯滝に続く道は狭い、対向車に要注意だ。108号線仙秋サンラインに向かうつもりだったが地震の地すべりで2年間も通行止めだった398号が昨日開通したと聞き398で鳴子温泉へ向かうことにする。



 
小安峡の温泉街を抜けるとあちこちから温泉の蒸気が立ち上がっていた。



 
栗駒山の山腹を抜ける398号はよく整備された走りやすい道だ。道路が崩壊した後だろうか綺麗になったところにはたくさんの車が見学にきていた。


 
もう一度走りたい398号だが、457号との交差点はと言うとこのような田舎の交差点、国道だとは思えない。47号で鳴子温泉をを経由し108号の鳴子ダムへ。
 



 
鬼首温泉郷の吹上キャンプ場へ。設営したら早速温泉だ、キャンプ場下の目の湯(銭湯)かけ流しのいい湯だった。



 
吹上キャンプ場は今まで見た中で一番の大きいかもしれないキャンプ場。車でぐるっと廻っても10分ぐらいかかるのでは?と言うぐらい。


今回は、急な都合で北海道に着くのが夕方になり積丹半島に行くことができなかったがその分早い時間に青森に入り予定外の奥々八九朗温泉へ行くことができた。雨が残念だったが、その後の東北中央は温泉続きのすばらしいコースだった。
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