四国 四万十から四国カルスト
以前四国にいたころ行ったことのある石鎚の瓶が森林道。断崖絶壁と熊笹のまあるい景色を走る林道をバイクで走ることを計画。四国なら今有名な四万十川、四万十川に行くなら天然うなぎ食べてみたい。そこまで行くなら以前いいよといわれた檮原へ行ってみたい。
 



満載の荷物を積み6時には出発7時には明石海峡大橋へ。

世界一の吊り橋 明石海峡大橋




淡路島を通過し鳴門大橋へ。大橋からは、ちょうど渦潮が見えたが停車できないので通過。高松道に入ってすぐだが板野で降り徳島道の藍住インターチェンジにで乗る。たった5kmほどなのなら乗り継ぎをしてくれたらよさそうなものだが。
吉野川に沿って走り川之江から高知道に入り大豊で高速を降りる。便利になったものだ。
   


大豊で降りてすぐ水不足で有名になる四国の水がめ早明浦ダムによる。ものすごい山の中ではあるが街の近くだとは思わなかった。与作?と呼ばれる国道439号を走るが、仁淀川の上流も綺麗な清流で沈下橋もあるし四万十川と言われればそう思い込めるような川だ。










与作(439)は走りやすい道で感激、交通量も少なく四国のライダーにコースを話すとああ与作かといわれるほどの有名(いい)道だ。だが、194号に合流すると交通量が増える、流れはスムーズで問題はないのだがやはり対向車も少ない与作とは違いが大きい。川漁師が多いみたいで仁淀川沿いにの河口まで船をたくさん見かけるし国道沿いの空き地にも船が置かれていたりする。



横波黒潮スカイライン。今から30年前に自転車で高地から松山まで走ったときに通った道を走る。自転車ではきついこの道もバイクなら景色を見ながらあっという間に通過だ。交通量も少なく走りやすいのだがすばらしい景色というわけではない。

須崎から国道に入り七子峠を目指す、30年もたつと道はよくなっている。当時を思い出すことはできないがもっとグネグネだったはず。峠より県道に入りキャンプ場天満宮までは快適な田舎道。
本日の走行450km



天満宮前キャンプ場 100円  近くに温泉はないがシャワーがある。
四万十川沿いの河川と土手の上の空き地がキャンプ場になっているような場所で誰もいなければ見過ごしそうだが、トイレは新築されたばかりで綺麗だし手入れが行き度々いている。
風呂がないので四万十川で水浴び、冷たく流れが結構速いが汗をかいただけに気持ちがよい。気温が高いので体を冷やしに何回も入れるのがよかった。


怪しい天気の中出発。四万十川の下流四万十町(窪川)に向かう。四万十川の源流まで30km足らずというこの辺りは、観光客も少ないようだ。
   




蛇行に沿って四万十町まで走る。窪川町が大正町・十和村と合併し、四万十町となったのだが紛らわしいことに四万十市(旧中村市)がある。中村とか窪川とか言われるより全国的に四万十というほうが名前が通っていてよいのはわかるが四万十市と四万十町、何十キロも離れているのにいいのか?と思う。知らない人は四万十町が四万十市になったと勘違いするではないか。


四万十町から国道に入り四万十市を目指す。太平洋の海が再び見えてくるが暑いではないか。夏の海辺が暑いのはわかっているもののやはり海に囲まれた四国で海を見ないと始まらないい。

四万十市(旧中村市)は、四万十川の河口の町。四万十川に沿ってしばらく走ると川漁師の船が係留してある。四万十川のうなぎが食べれるかもと期待をしながら走る。


足摺半島を東岸から回ると昔と変わらない海が見えない狭い道でだった。足摺岬に近づくと椿の林の中を通るのだがこれが南国に来たような雰囲気を醸し出している。

足摺岬の駐車場はこんなに狭かったかな?と思いつつバイクなのでとめるところに不自由はしない。足摺岬の遊歩道をめぐりの天狗の鼻に行く。岬は展望台より見るよりこちらのほうが迫力がある。
 

無料の足摺スカイラインを走る。

対向車も少なく走りやすいが展望は開けなく残念だ。



土佐清水の足摺黒潮市場で昼食を取り足摺サニーロード(321号)を走る。竜串の海岸はそのまま通り過ぎる。振り返ると竜串の海岸と海中展望台が見える。



叶崎はサニーロードが海上を通ってすぐのところにある。岬までの道がすばらしく断崖の上のこの細い道を通れば灯台だ。風の強い日には行く気になれないだろう。
 

叶崎から見る景色岬

こちらも叶先より竜串側を見た景色。

叶崎

サニーロード




樫西キャンプ場の前の海。向かいの島の両横から波が入るので海水浴の人たちが楽しそうに浮いているのが見える。キャンプ場は盆の間混雑しそうだ。
 

柏島に向かう。

道が改良されていて走りやすい。


柏島のキャンプ場の横より。柏島のキャンプ場は無料の静かなキャンプ場のはずだが行って見ると難民キャンプ状態。路上には都会でも見られないぐらいの路駐が。
 


綺麗な海が広がる柏島周辺。道がよくなり訪問者も多くなったのだろうか路中の車の列は1kmを優に超えていた。

展望台より見る柏島。スキューバダイビングや釣で人気があるらしい。海水浴は橋の手前の小さな砂浜がメインみたいだ。島のの海岸は大きな石がごろごろしていて海水浴にはむかない。 展望台から見る大堂海岸。絶壁が続く。


南レク大森山キャンプ場 200円 本日の走行260km 累計710k
樫西・柏の込みようから混雑を予測していたのだが誰もいない。サイトが階段状で荷物の運搬が大変そう。どちらかというと林間学校などで利用するような施設だ。唯一バイクが乗り入れれるサイトに設営。後できた兵庫の人と鹿児島の人と飲み明かししっかり二日酔いに。
 

暑さに参り昨日から決めていた通り宇和島に向かわずにさっさと四万十川に向かう。

四万十川では多くのカヌーでにぎわっていた。静かな川と思っていただけにカヌーの色の華やかさにはびっくり。



雨のおかげで多少にごりのある流れでも美しさはすばらしい。
   

川漁師が釣りをしていた。

四万十沿いの国道はところどころこのような一車線の狭い道だ。


食堂を探してやっと見つけたいわき食堂。四万十の天然うなぎどんぶり2600円。小さいですよと出てきたうなぎは本当に小さい、すし屋の細いあなごぐらいだ、身も薄いが皮も薄く養殖のうなぎとはまったく違う。しかしおいしいことは確か、臭みがまったくなくやわらかい。

西土佐より四万十の本流を離れる。前を走るはタンデムツアラー。





320号197号と走り梼原へ。雲の上ホテルがある檮原の太郎川公園まで来たが雲の上というイメージではなくまったくの谷の間だった。スタンドでガスを入れて話をするとここは暑いですよといわれ、うろうろ迷った挙句四国カルストのある天狗高原まで走ることにした。キャンプ場が悪ければ降りてくればいいぐらいの気持ちで。
走り始めるとすばらしい林道で高度とともに涼しくなるし、ところどころで空に抜けるような景色を見るともう止まることはできない。



まるでサーキットのような道をガンガンはしると天狗高原入り口の案内が、急勾配を一気に上ると目的の天狗荘が見えてきた。

天狗荘のキャンプ場にチェックインしたのだが荷物を運ぶのが大変だ。デッキになったサイトの隣の人から5分ほど先にバイクを横付けできるサイトがあると聞き見に行くことに。

走り出してすぐにびっくりすばらしい景色の連続、四国カルストだ。目的のサイトもよく、ここでもキャンプ500円を払い早速設営し、天狗荘においてきた残りの荷物を取りに戻る。

向こうが姫島平。天狗高原から五段高原へ牧場の中を走り抜けると姫島平









天狗荘から見る東津野城川林道

天狗荘のキャンプ場は林間で空が見えない。




本来のキャンプサイトは小さいのだがこの広大な草地?をキャンプ場に開放している。街灯もなく夜になると真っ暗なのがすばらしく天の川もよくみえた。
   





夜になると静寂と真っ暗な空に輝く星が美しい。西条出身のライダーと話をしながら楽しむ。彼もここがお気に入りのようだった。

本日の走行距離198km累計908km檮原を通り越しここまで走って本当によかった。
 


五時過ぎには朝焼けが、風力発電がオブジェのようだ。

彼の行き先は足摺岬だ。その後西条まで走るらしい。



地芳峠から440号にはいる。狭い峠道を降りると道はよくなるが、四国の山奥も少し紀伊半島ににた山深さだ。

33号に交わる手前の黒川渓谷の深さはすばらしい。ループになった身知恵を走り33号に合流。

 


三川で33号と別れ石槌スカイラインに向かう。

この川も透明感がすばらしい。

おもごふるさとの駅で休憩。あまごの塩焼きを食べる。鳥居をくぐるといよいよ石鎚スカイラインだがその前に面河峡にたち寄る。




切り立った面河峡はとても静かなところだ。落ち着いた雰囲気がゆったりとした気分にさせる。


石鎚スカイラインは10年以上前に伊予西条で仕事をしているときに何度か来たことがあるが、こんなに豪快な道だったとは印象になかった。車も少なく道は整備されていて気持よく駆け登ることができた。









石鎚スカイラインから瓶が森林道に入る。以前は未舗装でガードレールもない切り立ったがけの上の恐ろしい道だったのだが今では舗装され観光林道になっているらしい。残念ながら霧が出て期待していた恐ろしい崖の上は見れなかったが熊笹の中を走るやさしい景色の部分は少しだけ見ることができた。

   

霧が晴れればと粘ったのだがこれが限界。おしい!!景色の雄大さがすごいので全体が見えなければ値打ち半減だ。




   
寒風山トンネル側も切り立った崖の上を走る。以前はガードレールもないダートだったので怖いと思いながら走ったのを思い出す。


 

高知と愛媛の県境を走る瓶が森林道の基点、旧寒風山トンネル。

トンネルを抜けると西条市。日本一といわれる水の町だ。市内のほとんどに水道はなく各家庭に井戸がありそれが飲用水だ。
西条市を通り新居浜市に入る。別子銅山で栄えたこの町は、住友のための住友共同電力火力発電所もありほかの町とは少し変わった感じの町だ。

銅山の跡地にあるマリントピアに残されたトロッコの橋梁。


鹿森ダムを通り別子銅山東谷の遺構を見に行く。
 

銅山の遺構としては足尾銅山のほうが面白いかも知れない。
 

大永山トンネル手前のヘアピン。
     

別子ダム

銅山川に沿ってグネグネといく。

富郷ダム。

富郷のキャンプ場は川の向こう。

車は入れないのだがバイクは特別に入れてもらえる。

本日の走行243km累計1151km

法皇トンネルを抜け伊予三島に出る。

製糸工場から出る匂いがひどくくさい。

鳴門大橋

明石海峡大橋
夏の四国は暑い。まあ当然なのだが、やはり夏は海辺ではなく高地に上がり気温の低いところに限る。瓶が森林道でガスが出ていたのには残念であったが、カルストと石鎚がすばらしく四国はそこそこ堪能したので9月にもう一度予定していた剣山辺りのツーリングはまたの機会とすることにする。
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